慶長小判の金の含有量は 84% であったが、これが幕末の天保小判になると 56% まで、金の含有は落ちてしまった。
金の量を、正確な分析装置を持たない当時の庶民達が、見ただけや触っただけで、小判の価値が解るのか?
金の含有が落ちただけで、インフレになったと言う話を聞いた事がある。
昨年1月、ロシアがウクライナに軍事作戦を始めて、エネルギーの問題、食料の流通の問題等で物価が高騰している。
つまりインフレと言う事だ。
江戸時代、小判の金の含有量が減って、インフレになったと書いたが、現在はインフレ状態なので、紙幣の価値が減ったと言う事だろう。
つまり紙幣の値打ちが目減したと言う事は小判の金の含有量の低下と同じです。
金の含有量が減った小判は悪貨である。
経済用語に「悪貨は良貨を駆逐する」と言う言葉がある。
庶民は、良貨を使わずにしまい込み、悪貨を先に使うので、この言葉が生まれた。
近頃は、この言葉の意味は転じて、「良い事より、悪事の方が世の中に蔓延る」と言う様な使い方をされている。
自宅の隣の町内の某家の壁に「カラス」が群れをなして、時間になると集まる。
某家の人が餌付けをしているので、カラスが時間通りに集まる。
電線一杯に並んでいると、チト気味が悪い。
カラスが集まる様になったので、今まで鳩が同じ場所に集まって困っていたが、鳩は道路の反対側に駆逐された。
カラスは頭が良い。
島田カントリーでカートに乗っているお菓子やパンは、一寸油断すると持って行かれてしまう。
ある時、友人のKちゃんとプレーした時、アルミホイルに包んだお握りを持って行った。
カートに銀紙がバラけているのに、Kちゃんが「ご馳走様」と言わん!
「失礼な!!」と思っていて、あえて聞いた。
「旨かったか?」
返事は、
「食べていないよ」
???
と思ったら、カラスがアルミを上手に破って、お握りの部分だけを持って行ってしまったのだ。
カラスと鳩を比べると、同じ鳥なのに、カラスの方が歩が悪い。
何故だろう。
カラスは黒い。
テレビドラマで刑事役が、「あのホシはシロだ」「クロだ」と言う。
黒の方が犯人である。
この写真の鳩は、昨年4月まで時折見掛けたが、それ以降は見る機会が無くなった。
水鉄砲で駆逐された様だ。
このブログを書く為に、電線に集まっている「カラス」の写真を撮ろうと車を停めていたら、フロントガラスにカラスの反撃にあった。
カラスは頭が良い!!
「カラス」と言う仇名の人を知っているが、常に上から下まで黒装束で、何かあると反撃してくる。。。
記 ダボ・イトウ
追記
2015年9月18日に同じタイトル『駆逐』( https://www.daiichi-printing.com/blog/09/2752/)を書いた。
こちらも又、読んでみてください。
7年前のブログですが、思考があまり変わっていない。
今年の行動指針 「地頭で考える」を実践出来ていないのは、地頭の上にこびりついた老いだろう。