ダボの信条は、『諦めず 期待せず』と言う気持ちを常に持とうとしている。
駄目だと思う事も早急に(性格は急勝であるが。。。)結論を出さずにいようと心掛けている。(諦めず)
物事に対して、淡い夢を持ってばかり居ても、その通りにならない事も多い。(期待せず)
既に、45年程前になる。
ある時、お客様の処に営業に行ったら、丁度お客様の手元に宮城県の気仙沼から「ホヤ」が届いた。
お客様が早速、包丁を持って生を出してくれた。
「美味しいだろう」と皿一杯に盛ってくれたので、その場で食した。
「美味しいだろう。美味しいだろう。」と何回も言われて食べた。
その時、非常に磯臭く、抵抗が凄くあった。
しかし、お客様の勧めなので、「旨いですねぇ」と皿一杯、気持ち悪かったが食べた。
臭いは強烈で、僕には一寸好まなかった。
(その後、お客様から電話が有り「鮮度が良くなかったわ」と言われた。)
しかし、全国の人から『海のパイナップル』と言われ、人気の有る品だ。
ダボは、ホヤの塩辛から又再挑戦した。
しかし、なかなか生では強烈な印象が脳裏に映っているので、なかなか手が出なかったが、5年程前、青森に行って、青森観光会館『アスパム』の最上階の食堂で「水作り」と言う、生を食べた。
やはり現地、鮮度も良く抵抗感は全くなかった。
反対に美味しかった。
平成11年に亡くなった父親が生前、よくダボに言っていた言葉は、
「馬には乗ってみろ。人の話は聞いてみろ。」
と教えられていた。
父は軍隊時代に馬に乗っていたが、馬の性格は見た目では解らない。
人の話も聞かずしては判断出来ないから、しっかり人の話を聞く様に教えられた。
挑戦して、克服しろ、と言いたかっただろうと、今思う。
先日、静岡カントリー島田コースに、友人O君とY君と先輩のT氏と出掛けた。
島田のバンカー(砂場)は苦手である。
アリソンバンカーでアゴが高い。
そして、砂が固い。
苦手である。
なるべく苦娑婆には入らん様に考えるが、入る時は入る。
砂が固いので、こちらの言う事を聞かない。
先日、最も嫌いな17番右のバンカーに入った。
苦手意識を持たないで、振り抜いて脱出を計るが思う様に出ない。
何でも挑戦して克服を考えるが、この17番のバンカーは克服出来ない。
頭に来たから、ホームコースを家出してしまおうか!
砂場には、もう一つ嫌な思いが有る。
小学生の時、「飛行機飛び」?(名前は忘れた)、鉄棒の上から後回転で飛び出す遊びをやった時、砂場に残っていた金属で怪我をした事がある。
この砂場だけは克服出来ない。
砂場は怖くて苦手だ!
困った。
記 ダボ・イトウ