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命 Vol.10-679

先輩のS川氏は生き物を大切に、大事にする。

先般は飼っていた犬が死んでしまい、大変気落ちしている。

亡くなる前は、症状が心配で、出掛ける事も控えていて、毎夏出掛ける黒島(沖縄)も中止した。

先輩なのにダボより若いS川氏

「伊藤!僕は生き物を殺す事はしないよ。蚊だって、潰す事はしないで逃がしてやるよ。」

と、昔、言われた事がある。

を大切にする」

この世の中で、一番の価値ある人間としての考え方である。

マタギの祈り

秋田阿仁の「マタギ」も捕獲した熊や鹿に祈りを捧げる。(感謝。いただきます!)

 

先週富嶽カントリー(静岡市清水区宍原)にゴルフに出掛けたら、「日本カモシカ」に出合った。

25年以上前に、イワナ釣りで南アルプスに入渓していた頃、「カモシカ」は二軒小屋以南では決して見る事はなかった。

西俣で出合った日本カモシカ(こんな危ない所にしか居なかった)

 

南アルプスでは鹿の食害が大きな問題である。

千枚岳のお茶畑も赤石岳の若木も、鹿を保護する余り、頭数が増え、食害も多い。

友人のY氏も退職後、色々な作物を作っているが、春はタケノコが「猪」に、畑の収穫物が直前に「ハクビシン」や「猿」に食べられてしまうと嘆いている。

温厚な彼も「もっと駆除して被害を無くして欲しい」と言っている。

以前のブログ、「隔靴掻痒」で書いた事が有るが、牧場で巨大熊「OSO18」に依る牛の被害が有るが、動物愛護団体より「熊を殺すな」との要望が出ているとの話を書いた。

「隔靴掻痒」(https://www.daiichi-printing.com/blog/09/11042/

 

ダボの自宅(本通2丁目)の付近でも、「カラス」を愛して餌を与えている家が有り、非常にカラスが集まり、ゴミを散らかしたり、道路を汚したり、非常に問題が生じているが、カラスを空気銃で撃ったり、毒を仕掛けたりは、動物愛護観点から禁止されている。

*カラスに餌を与えている家の前にこんな看板が掲っている。


今月の18日に多頭飼育をしてしまい、猫を放棄したと言う人が逮捕されたと言う記事が載っていた。

飼いきれなくなってしまい、捨てたと言う事で、動物愛護の観点から逮捕という事になったが、猫の「」を大切にしないで、山奥にでも捨ててしまえば、逮捕は免れた。

何だか?本末転倒の様な気がした。

熊本の「赤ちゃんポスト」にも色々と意見があるが、一寸考えさせられた。

優生保護法(言葉が気に食わん)で、処置された方々の後悔の話も色々と出ている。

大東亜戦争が終わって78年の時が過ぎている。

満州(中国北東部)から引き揚げてきた女性に堕胎手術を行った事も、「」と言う事にもう一度考えさせられた。


追記

8月22日のネットニュースで「OSO18」の巨大熊が駆除されたと流れていたが、その後、駆除に対する否定的な意見は出ていない。

「愛護と駆除」

」に対する、難しい。

 

 

       記 ダボ・イトウ

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