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清潔と経費 Vol.10-683

ブログ「シャワートイレ」(https://www.daiichi-printing.com/blog/12/11300/

を記した事がある。

ウクライナの人々は寒さに耐え、食料品の欠乏に耐え、命の危険にさらされながら、不自由の中で戦っている。

この先の結末は、現在予想がつかないが、双方にとって将来の負担になる事は間違いないだろう。

この時のブログの内容は、日本人は豊かになって、温水シャワーでトイレの後、洗うし、ペーパーも豊富に使える。

良い環境は、絶対の「良」である。

時代が進むにつれ、環境は良くなり、後退はない。



僕等が子供の頃は、役所は「半ドン」と言って、土曜日は午後休みであったが、民間企業は定時は5時であった。

「ドン」の意味はドンタクから来ていて、オランダ語の休日「ドンターク」。

そのうちに、零細企業の僕等も土曜日が半日仕事になり、隔週土曜日休みになり、法定休日と共に休日は増え、環境は良くなってきている。

2024年問題が、運送業界で悩みの種と「無双みっちゃん」から教えて貰った。

年間時間外労働の上限が960時間の適用である。

一般企業では720時間で、遅からず運送業界も同水準となる。

その昔、運送業界で、長時間労働して家を建てたり、夢の開業資金を貯めたりする(又、出来る)人が沢山居たが、近頃ではこの話はあまり聞かない。

むしろ、長時間労働で稼げなくなってしまった産業と言うことである。

そして又、時間外労働の制限はドライバーの確保や待遇の向上になるのであろうか。



概算予算案の要求額が114兆円とのニュースが流れていた。

施策は毎年毎年、良い国造りの為には、より多くのお金が必要となる。

学費無償化や、学校給食の無料化、外国人の保険適用等、何一つ要求して悪いものはない。(あるかもしれんが、それはわからん)

予算要求が、毎年膨れ上がるのは当然である。



前々回でのブログ「ビフォア(before)アフター(after)」(https://www.daiichi-printing.com/blog/09/12152/)

で、記した様に、ダボは脂肪腫の切除の為に入院していた。

病院のトイレ、洗面所ではペーパータオルが備え付けられ、自前のタオルの必要が無かった。

何でも、便利、快適、清潔になる時代である。

しかし、全て経費が掛かる。

一度、豊かになると昔の環境には戻れない。

古今東西、栄華を極めた国の衰退は、これが原因である。

良い国造りを行えば、それに見合った税収が必要であるが、近頃の日本経済は難しい局面にさらされている。

バブル期の成長は夢物語でしかない。

スペインだって、ポルトガルだって、イギリスだって、豊かになって、国力が落ちてゆく。

ポピュリズムを唱わないと当選できない選挙を作っているのは、一人一人の国民である。

豊かさを求める事は、租税に耐える事か?

租税回避の為、豊かさを我慢するかである。

両方が嫌なら毎年の2ケタの成長率を維持する事である。

 

 

       記 ダボ・イトウ

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