ー 遺言 ー
私(ダボでもY森でもありません)は、昭和生まれで、高齢者になっている。
永く生きていて、過去を振り返ってみると、色々な事が有った。
「金倫敦」でカンツォーネを歌って、少し世間様に知られる様になった。
歌のお陰で著名な人達とも知り合いになれた。
私は同性愛者である事を、若い頃、公言した。
当時(昭和30年台)は、好奇な目で見られ、世間一般では受け入れ難い時代であった。
私は子供の頃、広島に落とされた原爆の光を浴びた。
その時から、体の中から未来を透視する力が得られた様な気がしている。
この日が来る事は解っていた。
先月の14日の二審の判決が出た。
最高裁まで判断が続くのだろうか?
私の予想ではもう少し、早く時代が変わると思っていたが、かなりの時間が掛かった。
昔、私を愛してくれた男達は皆、この世を去ってしまった。
もう少し時間が早く来れば、お互いの権利関係もしっかりと決まっていたが、今、私が死ねば、カミングアウトした後、一切の付合いが無くなり、見たり、話をした事の無い親族に相続権利が発生する。
悲しい晩年になりつつある。
この先の社会の概念が、どの様に変わっていくか?知る由はないが、「日陰」と言う言葉の無い社会になる事を祈っている。
記 A . M
「LGBT理解増進法※」が昨年6月16日に国会で成立した。
※性的マイノリティーの人たちへの理解を増進することを目的とした法律
このLGBT法案に対しては、随分反対の意見が有った。
何が良くて?何が悪いか?
ダボは、この世界の見識は無いので、このブログはこれで終了です。
本日、4月4日は、3月3日(桃の節句)と5月5日(端午の節句)の中間に位置しているので、性同一性[障害]を支援する会が定めた「⚫︎⚫︎⚫︎の日」と言う。
追記:少し時間が経つと、障害と言う言葉が批判される時代になるだろう。
記 ダボ・イトウ