一昨日の国会の安倍総理の答弁は面白かった。
アベノミクスの金融緩和政策を問う野党に、
「バンカーに入っている時、何時までもパターを使っていては球は出ないんです。
グリーンの向うに崖があっても、今はサンドウェッジを使って、グリーンに乗せる政策を採っているんです。」
と答えていた。
ゴルフが好きな人達には非常に解り易い答弁だった。
ゴルフをプレーする素人は、大多数の人がバンカーは嫌いだ。
バンカーに掴まると、何打打っても出ない経験を持っているからだ。
総理は現在の日本の経済はバンカーに掴まって、脱出出来ない状態と認めている。
バンカー脱出は思い切り振り抜く事と、スタンスを固めて軸を動かさない事が秘訣だ。
砂を適度に叩かないと、深すぎても出ない。
浅すぎるとトップ気味にグリーン奥の崖に落ちる。
バンカーからの脱出だけならば、ピン方向を狙わず、アゴの低い所を狙って我慢する。
後ろに球を出す。
アンプレーアブルを宣言して、バンカー内に一度ドロップする。
等の方策も考えられる。
しかし、ほとんどのゴルファーは一度は脱出を試みる。
沢山打ってしまった後や、大オーバーしてからの結果が出てから、「先程の方法を採れば良かった」と後悔する。
所詮、現在の時点では解らない。
解っている事は、今の選択はバンカーからサンドウェッジを使って大きく振り抜く事を選んだと言う事だ。
プロゴルファーはバンカーショットを選択した方が、たやすいと言う。
プロは自信がある。
アマチュアは結果から、先程の判断になる。
安倍総理は不退転の決意で軸を動かしては行けない。
プロか、アマチュアか?
すぐに結果が出る。
超インフレになれば、アベレージ・ゴルファー。
国民の喜ぶ経済になれば、プロ政治家。
記 ダボ・イトウ
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