先日、長女の香ちゃんがむかごご飯を炊いてくれた。
むかごは、山芋の実で、よく酒を飲んでいた時、「お通し」として居酒屋で出てきた。
この「むかご」には一寸した思い出がある。
会社は、今年60年を終え、61期目に入っていると、先般ブログに書いたが、20年前、創立40周年の時、記念旅行として社員の皆さんと、京都旅行も行った。
決期月が1月なので、冬の寒い時に出掛けた。
伊吹山が雪景色だった事を、鮮明に覚えている。
バスをチャーターしての旅行で、関ヶ原のサービスエリアに立ち寄った。
この時、このサービスエリアで「むかご」をネットに入れて売っていた。
先代の社長である父親がこれを買った。
家に戻ってから、塩茹でにして、酒のつまみにしたり、ご飯に炊き込んで食べた。
父親がすごく気に入って、滅多に通販などする人では無かったが、
「このサービスエリアに電話して取り寄せてくれ!」
と頼まれた。
季節の品なので、2回程購入したが、翌年はもう忘れた。
この旅行の時、父親が、風呂に入って気持ち悪くなり、すごく心配した。
その為、宴会に出られなくて残念だった事は、今でも心残りだ。
母親も存命で、あれから20年の歳月が過ぎてしまった。
やはり、印刷業も20年前は未だ未だ仕事が有った。
一緒に行った「福さん」「慎ちゃん」「岩田君」「大沢君」「三田さん」、
皆元気でやっているかな?
「むかご」はそんな思い出を甦らせてくれる。
宴会で心配したのでゆっくり呑めず、帰りのバスで興津君と日本酒一升を呑み切った事をよく覚えている。
でも、本当によく呑んだ僕が、酒を止めて、違う物の見方が出来た事は幸せです。
(この事は「俯瞰」というブログhttp://www.daiichi-printing.com/blog/06/1312/ を読んでみて下さい。)
記 ダボ・イトウ