1月31日は第一印刷の決算日であった。
法人61期目の成績発表である。
写真は、第一期法人決算書です。
昭和28年10月1日〜29年1月31日の、法人第一期4ヶ月の数字が残っている。
当然、今から61年前の事であるから、太平洋戦争が終結してから7年後の、僕が2才の時の事である。
軍人であった父親が、開闢以来の敗戦で、予備役編入となり、印刷業を始めた。
当時活版印刷が主流であった業界であったが、オフセット印刷を主体として缶詰ラベルを中心とした商業印刷を仕事の基本とした。
この後、缶詰ラベルは金属直接印刷の流れに依って衰退したので、我が社はパッケージを作る厚紙印刷に業態を変化させ、ここ10年は経営革新法の認可『かみ缶』事業を行っている。
60年前は活版(凸版)印刷が主流と書いたが、今では、活版印刷方式を知っている人間は居ない。
文撰なんて言う言葉は死語である。
今では小学生でもプリンターを使い、簡単に印刷をしてしまう。
前回のブログの居酒屋(http://www.daiichi-printing.com/blog/01/1634/)ではないが、仕事は日々進歩して、絶滅業種になってはいけない。
60年前の決算書を見ていたら、当座預金の残高が7824円であった。
時代も、物価も、価値も、全てが変わる。
この先、どの様に変化するか予想して、当った人だけが成功者である。
この2〜3年は、お金がお金を生む時代で、実業では儲からないかもしれないが、付加価値を付けて、第一印刷だけは生き残るぞ!
今日から法人62期が始まった。