先日書いたブログの雑感Ⅱです。
前回は地域特徴と言うタイトルで雑感を書いた。
大阪へ出た時、その人の数の多さにびっくりした。
何処へ行っても「人・人・人」で何を買うにしても、見るにしても行列だ。
とても静岡では考えられない人の多さである。
この時、感じた事は、静岡の様な都市は、人口減で、これからどうして成長、又は維持していくのであろうか?と言う疑問で、将来が暗澹たる思いであった。
松阪へ行ってみたら、もっと驚いた。
人が居ない。
駅前と称される場所でも、誰も居ない。
店と言う店のシャッターが降りている。
よくこれでやっていくことが出来るな?と思った。
人を見ない松阪で行ったすき焼き料理店は、あまりにすごく立派で、一寸静岡では見られない規模とその味と接待であった。
松阪牛は確かに旨かった。
食事をした後、ホテルに戻る途中、多くの車が止まっている場所が有った。
「何故こんな多くの車が?」
と思ったら、塾の帰りのお迎えであった。
教育には熱心な親が多い。
翌日、松阪城跡に行って、本居宣長の資料を見て来た。
他に行く処がなかったので、ゆっくり見学した。
今みたいに情報が簡単に入るわけでもないので、その時代に物事に探求する本居宣長の凄さを知る事が出来た。
本居宣長は、この地で、資料を集め、古事記を解読したそうだ。
場所や環境ではない。
それは人の持つ情熱がさせる事だ。
僕もまだ老け込む年齢ではないと、決意を新たにさせてくれたゴールデンウィークでした。
松阪城の傍を流れるドブ川に「EM浄化中」との看板が立っていた。
記 ダボ・イトウ