3日前の2月3日は雑節の一つ、節分でした。
季節を分けると言う事で、立春、立夏、立秋、立冬と年に4回、その日の前日が節分と言うそうだが、春の訪れの2月3日しか祝った事を思い出す事はない。
僕は若い頃、太陽暦と太陰暦に興味を持って、本をよく読んだ事があるが、よく理解出来ない。
現代人は色々な機器を使い、又、今まで積み上げられた情報で天体の動きを知る事が出来るが、大昔の人は、立木の方向とか、山の高さとの比較を観察して、暦を作った。
1年は365日、4年に一度、閏年を入れる。
つまり、地球が太陽の回りを一周するには、365.25日と言う計算だ。
この暦は、シリウス歴と言って、何と紀元前45年に制定された。
本来の地球が一周する時間とは約11分15秒程早く歴が廻る。
従って中世(16世紀)になると、日付と夏至や冬至にズレが生じた。
それで、西暦の年数が100で割り切れ、400で割り切れない年は平年とすると決めたのが、グレゴリオ暦である。
よくオリンピックの年は閏年と言われるが、2000年のシドニーオリンピックは400で割り切れたので閏年だった。
2100年の年はオリンピックが開催されると思うが、この計算方式で言うと平年になる筈である。
(検証計算をパッと考えたが面倒なのでやめた)
明治まで日本で使われていた太陽太陰暦は、月の満ち欠けで1ヶ月を決め、季節の節目は24節気で知ると言う暦である。
太陽太陰暦では旧暦12月に立春が来ると言うことがある。
これを年内立春と言うが、僕は午前12時前に起床する事がある。
(あまりに早く就寝するので)
これを年内起床と呼んでいる。
これは1週間のうち、2日程度は廻って来る。
それにしても、昔の人の観察力には敬意を表す。
もう少し、現代人はこの観察力を再認識したいものだ。
記 チャボ・イトウ