地球が誕生して46億年と言われている。
よく知られているアンモナイトの時代は、4億年前頃、
恐竜が地球上を闊歩していた時代は、1億年程前、
北京原人は50万年前、
人類の誕生は、古く推測しても20万年前、と言われている。
この46億年を1年間のカレンダーに置き換えて、1月1日が地球の誕生とすると、
アンモナイトの4億年前は、12月1日、
恐竜の全盛時代は、12月24日、
人類の誕生(20万年前)は、何と、12月31日の午後11時30分頃、
すなわちもう除夜の鐘が鳴り響く頃。
登呂遺跡の人達の時代は、12月31日午後11時59分50秒、となる。
つまり、人生100年としてみても、僅か0.5秒、となるらしい。
下の写真は、先週末に花見を行った時の写真です。
1週間で、この写真は上の写真の様に、花びらはだいぶ落ち、葉が伸びて来た。
僅か1週間である。
先程の地球の歴史の一年のカレンダーに置き換えると、1週間は、どのくらいであろうか?
先週、開催か中止か悩んでいた恒例の花見を行った。
景気低迷の中、花見は良いであろうか?と考えていたが、
この桜は、先代(僕の父親)が平成元年に植えた樹で、正しく先代が生きていた証である。
そして今年4月4日は、決して戻ってくる事は無く、現在(いま)を生きていた証明である。
この先に、どんな事が有るか、誰もわからないが、この現在を私達は生きているのだ。
この時間を大切にするのだ。
100年が地球誕生からのカレンダーとすれば、ほんの一瞬かも知れないが、4月4日は、大切な日となった。
決して忘れない4月4日である。
今を大切にした生き方をこれからも共にしていくのだ。
釣りの好きだった父親は、3月1日の解禁日によく言ったものだ。
「解禁日は今日しかないぞ!仕事は良いから釣りに行って来い。」
優しい父だった。
一緒に居た時間は48年間。
地球誕生カレンダーでは、0.25秒間であったが、
僕にとっては掛け替えのない時間でした。
記 チャボ・イトウ
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