3月19日のブログ「フットワーク」(http://www.daiichi-printing.com/blog/03/2328/)でタイトルに使った写真は、20年程前の浜名クォーターマラソンのスタートの写真です。
その頃の僕のマラソンの走り方は
「何しろ一番前に並ぶ」
「スタートから全力で走り、後半の事は考えない」
と言う、先行型の走り方でした。
(決して先行逃げ切り型と言わないのは、逃げ切れる程の実力が無く、最終的には平均よりやや上位くらいの順位だった)
毎朝5:00に家を出て、会社に出勤する。
こう言うと大概の人は、「朝早くから仕事熱心」「真面目な人だ」とか言うが、
年寄で朝早く目が醒めてしまうのと、単に寝るのが早すぎるだけである。
このブログをお読みになっている方は、ご存知だと思いますが、自分の生活スタイルの中では「年内起床」と言う言葉を使って12:00前に起きてしまう事が多くある。
今日は、会社に着いたら携帯電話を忘れて来た事に気付き、一度自宅に戻った。
そして再び会社に戻る途中、大勢の、背広を来たり、纒(マトイ)を持って羽織姿の方が歩いていた。
そうだ!今日は茶市場の初取引だと解った。
一寸横に廻って、市場の前を通って来た。
(市場の隣の茶問屋のH社長が机の前に居た姿を見た)
『静岡の茶』
僕達が小学生の頃は、静岡の新茶時期になると、県外の知り合いに新茶を贈った記憶が有る。
(冬は木箱のミカンを贈った)
その送る方法も、確か郵便小包で、針金のついた荷札に宛先を書いていた。
近頃は、この県外の人に新茶を贈る習慣もだいぶ少なくなった。
新茶もスーパーや、量販店と色々な処で売っているし、何しろ九州の新茶の方が、ここ静岡より先に出る。
『静岡のお茶』と言えば、20年前は先行していたのだ。
先程のマラソンの話ではないが、先行して距離に差が有ったが、後ろのランナーが近づいて来ている。
見方を変えれば、早く芽が出る九州地方は早く先行している。
静岡は若干遅い。
これは先行茶を抜くパワーを出す時だ。
そして、先に有るゴール(永遠にゴールはのびるが!)を目指して走るのだ。
僕のマラソンとは違う。
実力と体力と歴史の有る『静岡のお茶』だ。
先行茶を抜いて、差をもっと広げるダッシュを掛けよう。
それにしても昨日H社長が淹れてくれた本山茶の新茶は美味しかった。
明日は、静岡新茶を買って、お茶の好きだった父と母の仏壇に供えよう。
(これが新茶を飲む時の静岡の伝統だ!)
記 ダボ・イトウ