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水無月(旧暦)

6月に入った。

旧暦の名で水無月と呼ぶ。

今月は夏至(6月22日)が有る。

太陽が一番高く昇り、日中が一番長い日だ。

今朝の5:00少し前の写真です。

H27.6.4(早朝4:47)

出勤時、もう車のヘッドライトは点けない。

朝は、清々しく、気持ちも高揚してくる。

何にしても、春分の日から秋分の日までは好きな季節になる。

秋分の日を過ぎると何となく物寂しさを感じるのは僕だけだろうか?

 

20年前の僕は、イワナ釣りが趣味で、毎週の毎に山奥に入っていた。

この時期は、梅雨入りするので、川は水が多く渡渉が大変だ。

それより落石の危険と、道路の崩壊が多くなり、少し危険な釣行となる。

 

昨年、書いたブログ「ただもの、まもの」(http://www.daiichi-printing.com/blog/06/1832/)の赤石沢の写真を見て欲しい。

川幅一杯の水量で、とてもこの時期の名称「水無」ではない。

水無月の「無」は、助詞の「の」と同じ「な」が変わってしまったと言う説や、

田植えの時期で、田んぼに水を張る「水張月」が変わったと言う説もあるが、

面白い説は、「梅雨で天の水が無くなってしまう」からとか、

「田んぼに水を使ってしまうので、水が無くなる」とか言う。

 

 

グレゴリオ暦と旧暦の差を考えない人がいる。

忠臣蔵の討ち入りは、12月14日で、天気は大雪であった。

この差を考えない人は、

「今は、温暖化現象で12月には東京では雪は降らない」

と言う。

一寸、旧暦を知っている人は、

「今の2月初旬なので、雪は降っている」

と解説する。

しかし、全て、山鹿流陣太鼓も、雪の風景も、「仮名手本忠臣蔵」のフィクションである。

 

 

         記 ダボ・イトウ

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