東日本大震災が発生して早6年。
2011年3月11日に起こった大地震は1000年に一度の規模と言われている。
原子炉が溶解してしまって廃炉まで100年も150年もこれから掛かると言われている。
もはや孫の時代も通り越し、未来人の世界の話となってしまう。
近頃、裁判所で認定された責任として、この津波の発生は考えられた範疇で、想定出来得た事柄で、責任は東電や国に有るという様な話であった。
1000年という時間は、地球誕生が46億年前と言われているので、1000年は0.000000217%となり、これを一年カレンダーに置き替えて、地球誕生を1月1日とすると1000年は僅か5秒足らずで12月31日午後11時59分55秒という時間で表される。
確かにこの計算で考えると、想定内と言う事になるのかも知れないが、難しいものだ。
東海南海大地震の40年説なんて、1000年に比べたら、全く想定内の事で、これを意識して生活をしていない今現在の自分達は大きなしっぺ返しを受けるかも知れない。
想定外と言えば、森友学園の籠池泰典氏も開校予定であった「瑞穂の国記念小学校」がよもや取り消しや国会証人として自分が呼ばれるなんて全く想定外であったと思う。
しかし、現実は色々と問題を指摘され、苦しい立場である。
先週の土曜日に花見を行なった。
この前日のブログ「準備」(http://www.daiichi-printing.com/blog/03/3939/)で書いた様に『桜の花が咲いていない、困った』と記したが、東京より遅い開花は想定していなかった。
4月に入って、開花宣言の出来ない静岡の桜は20数年振りのことの様だ。
花見には、兄貴や、お客様、友人達90名ばかりも集まって、屋台や料理を社員の皆で作って、桜の宴を行なった。
花見は毎年3月の最終土曜日か、4月の第一土曜日と決めてある。
その時のカレンダーに依る。
即ち今年の3月の最終土曜日は3月25日で早過ぎるので、4月1日に決定したのである。
来年の4月の第一土曜日は4月7日となり、桜は普通見頃を過ぎている。
3月の最終は3月31日で、丁度見頃と思う。
この様に考えれば、今年の4月1日の決定は間違いないと思う。
桜が咲かないのは想定外という気持ちを今でも持っている。
でも結局、桜の無い花見になってしまった。
『こんな1〜2週間のことは想定しておけ!』
という声が聞こえそうだ。
1000年に一度起こる事だって想定内だ。
(花見の被害は桜が見えないだけだが、原発事故は多大で人命に懸かる)
何故、花が咲かないかと言うと、寒いからである。
暖かくなれば必ず花は咲く。
私達の取り巻く環境は冬の時代、寒風が吹いている。
でも、暖かくならない四季はない。
想定できる事だ。
それが、どのくらい早く、どのくらい遅いかは解らないが、暖かくなる事を首を長くして待つのだ!
来年も枯れない木の様に、皆さんと会える様、頑張る、今日の決意です。
記 ダボ・イトウ