昨年の福岡で起きた金塊強奪事件は、7.5億円の金塊だったそうだ。
金の価格は、ここ10年で倍近く値上がりしていて、日本で金を売った時は、消費税分を戻してくれる仕組みと、聞いたことがある。
つまり、金の価格は世界相場なので、消費税を払っていない金、現物があると、それを売ると8%の利益が出るそうだ。
金の比重は19.3と言われているが、外側に純金を巻いて中をアンコにして同じ比重の品を作ることが出来るらしい。
純金インゴットも盗品とか密輸品とか、本物を知る事は、素人には難しい。
先日、BSチャンネルではフェイクニュースの話が出ていた。
偽ニュースを作って(創作して)ネット上に流す。
多くの人がそれを目にして信じてしまう。
トランプ大統領の選挙の時も、色々とこのフェイクニュースが投票判断に影響した言われている。
真実は何か?本物とは何か?知る事は、自分自身の目が問われて来る。
時折、●●鑑定とかで、本物と思っていた品が、偽物であったり、何もあまり関心のなかった品が貴重な価値を持つ本物だったりする。
難しい。
前回のブログは、鮎の解禁の話でした。
僕は今ではもう鮎釣りはやめて、山岳渓流に移ったが、釣りを楽しんでいた時は、安倍本流では相渕辺り、支流では横沢の少し下の匠付近、藁科川では諸子沢付近が好きな釣場であった。
鮎釣りは里釣りであるが、この釣場に入ると、山の景色は目に優しく、街での生活の垢が洗い流される。
この辺の森林は植林が大きく育った場所で、それなりに山を見るだけで楽しい。
鮎釣りからアマゴ、イワナ釣りに軸足を移してから、もっともっとと上流部に釣場が
変わった。
富士見峠を越えて、井川に降りると、それまでの森の色が変わる。
これが畑薙第一ダムを越えるとすごく素晴らしい。
もっと昇ると二軒小屋に着く。
この二軒小屋上流の山の景色は下流部の景色とは全く違う。
何と表現して良いか、これが「山だなぁ」と本物と感じる。
里山も綺麗だが、ここの地に来ると、色褪せてしまう。
本物の山林(すなわち森)だ!
もう5年ほど前になるであろうか?
仕事関係でお付き合いのあった美人営業のDさんが、故郷・高知に仕事を辞めて戻った。
そのDさんから「父の作った無農薬の野菜です」と言って、ダンボール一杯の色々な野菜を送ってくれた。
この野菜を食べて、(外食で食べる野菜は里山の森)、(スーパーで買ってきて家で食べる野菜は中流部の森)、(無人販売で農家直売の野菜は二軒小屋の森)、そして頂いた(この無農薬手作りの野菜は源流部の森)の味でした。
本物とは、この様な事を言うと初めて解った。
本物は偽物も知らないと解らない。
フェイクニュースを知らねば、本当のニュースは解らないだろう。
情報過多の時代、自分で本物を見付けるには自分自身の能力を高めなければならないと思った。
Dさん、本当に美味しかった。
ありがとう。
僕の知り合いに『フタセ・シゲノ』さんと言う方が居る。
漢字で表現するとチト問題ですので、皆さん、想像してみて下さい。
でも、僕の知る限り本物の気持ちを持った良い人ですよ〜。
記 ダボ・イトウ
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