年が明けて、新たな気持ちが芽生えて、自分自身が気持ち良い。
あと、一週間もすると大寒となり、寒さはピークとなる。
大寒は二十四節気の一つで、太陰暦(月)の指標では、一番寒い時と言う。
でも考え方によれば、2週間後の節分、翌日の4日は立春となり、冬は終わる。
(雪)の季節ともお別れとなる。
今年の元旦は河津から熱海に抜けて来た。
1月6日には熱海の「梅まつり」(花)が始まった。
『梅まつり』には非常に想い出が有る。
父母が未だ元気であった頃、この「梅まつり」に一緒に行く事が初春の行事であった。
父が亡くなって今年で20年になるので、もう既に遠い昔のことという事になるのであるが、昨日の様に鮮明に脳裏に焼き付いている。
この梅まつりの行事の帰り、(雪)積で難儀したことも今となっては楽しい想い出だ。
父は、特に白梅(花)が好きだった。
なぜかと言うと、軍人として生涯を決めていた青春時代、計らずも終戦となり、8月15日の夜、見上げた(月)が真っ白に見えたと、父も50年前の色を鮮明の覚えていて、白の色が好きだった。
これで、雪月花と言う言葉が出て来たが、4年程前、箱根の岡田美術館で喜多川歌麿の肉筆の「深川の雪」を見た事も鮮明に覚えている。
昨年(平成29年)にはアメリカから「吉原の花」が一時里帰りして展示された。
残念ながら「品川の月」はレプリカ展示であった。
ワシントンのフリーア美術館の所蔵で、貸し出し禁止となっていて、三部作が離れて久しいが、必ず生きているうちにそのうちに、会えるだろう。
首を長くして待っていたい。
これを再会と言う。
松尾和子さんが歌った。
「会えなくなって 初めて知った〜♪」
記 ダボ・イトウ