「日経ビジネス」と言う定期購読本がある。
日経BP社の発行で、年間50冊発刊される。
この雑誌の表紙のデザインが好きだ。
内容を端的に表現して、印刷会社としてデザインを請け負う事がある身から見て、素晴らしい。
この「日経ビジネス」No.1940(5月7日号)の特集は、「貧テックって何だ?」と言う題であった。
この表紙のデザインは、スマートフォンを10,000円札が貫いている表現で、「フィンテックの隠れた主役」と言うサブタイトルが付いていた。
金融関係とは程遠くの職業の僕なので、詳しい事は全く解らんが、近頃フィンテックと言う言葉をよく耳にする。
「ITと金融が融合し、新たなサービス」
と言う事らしい。
単に電子手形や外国送金のIT化ばかりでなく、今回の日経ビジネスの「貧テック」は、若年層や低所得者層に恩恵が及ぶとの内容で、「貧」と言う文字を掛け合わせた様だ。
IT技術の発達は従前の仕事内容を一変させている。
金融機関(銀行)は、お客様に来て貰う事を主眼に「感謝デー」とか「年金デー」などを行なっていた事は遠い過去の出来事になっている。
(接客対応では人件費が掛かると言う事であろう)
近頃、僕は銀行の窓口に行くのは嫌だ。
簡単な出勤でも、事前に連絡を入れておいても、番号札を取り、順番を待たねばならない。
新券出金が多いので、窓口で受け取る事となる一般処理でのATMで片付けられる事は、大勢並んでいれば別の場所で済ませば良いし、窓口なんての処理は必要なくなる。
今回のブログタイトルは、「金融機関Ⅱ」である。
先日、某銀行の某嬢さんが退職した。
窓口で大変お世話になった美人の方だ。
退職は彼女がメールで知らせてくれた。
ATMが新台に変わっても、ATMからの報告はない。
長時間窓口で時間を費やした事も、彼女の連絡で、ATMには出来ない有機質の関係と、嬉しかった。
今回は、以前のブログ「金融機関」(2014.5.22)(http://www.daiichi-printing.com/blog/05/1794/)から、丁度4年過ぎている。
この4年間で、IT技術は飛躍的に進歩して、フィンテックと言う言葉も頻繁に聞くようになって、無機質の時代は進んだが、やはり全て絶対なんて物はなく、永遠に有機質的人間関係は大切である。
僕は、4年前と同じ感覚でいる。
「無機質より有機質の生き方が好きだ!」
4年前、あの対応をしてくれた只者ではない彼の人は元気だろうか?
有機質を自認する僕は心配している。
僕は千代ゴルフガーデンに練習に行く。
ここは、入金のプリペイドカードは自販機だが、受付は素晴らしい女性の対応がある。
受付も機械導入する事は今の時代簡単であろう。
然しながら、味気ない。
有機質の付き合いがあるから良いのである。
(会話が●●い)
もしも、受付が機械になったなら(奈良)、
間(ま)違いなく他所に練習場を変えるだろう。
これを奈良間と言う。
記 ダボ・イトウ