1月31日(今日)は、第一印刷(株)の決算日です。昭和28年(1953)11月1日~昭和29年1月31日が法人第一期として開始されました。(創業はそれ以前の昭和24年)
父親である先代社長、伊藤勲が、ポツダム宣言を受諾して、大日本帝国陸軍が解体され、軍歴を閉じ、親戚筋の関係でこの業界(印刷業)に入った。前職が軍人だったので、印刷の事も、紙の事も全く知らずして苦労した。この時、ダボは2歳で兄貴は4歳、妻である母の千代子さんは東京生まれの世間知らずに育った人なので、経営は一人で責任を負っていた。このスタイルがダボが家業として入社するまで(ダボ24歳)24年間の第一期である。
ダボが昭和52年に会社に入って、二人で経営を行うようになった。(ダボの実際の仕事は、現場作業)
この二人での期間は、先代社長が亡くなるまで(平成11年2月19日)23年間一緒にやってきた。その後、経営の責任はダボ1人に移って、丁度23年過ぎて今期終了で70期という事になっている。
明日からは法人71期の開始である。23年を一区切りとして考えると3クール終えて、71期からは4クール目に入るという事になる。この4クール目の経営の責任は、誰が主になって行ってゆくのだろう?
70年続いたのは、在籍していた社員の皆様のご努力、お取引をいただいたお客様のご愛顧、仕入先・外注先の企業様のご協力と感謝の念に耐えません。
ありがとうございます。
次の23年に明日から踏み出します。全ての関係各位に感謝申し上げ、今後のご協力にお願い申し上げる次第です。
老け込んで会社経営から退くのではありません。2020年から3年続いたパンデミックスは新しい時代の幕開けです。この新時代の舵取りは新しい船長に任した方が、遠くの「ナブラ」の方向が見えるだろう。
僕が入社した45年程前、Yさんという方が印刷機を廻していてくれた。ある日、昼飯を食べた後、現場に居ない。「何処へ行ったんだ?」「鮎釣りに行って帰っちゃったよ」なんて時代があった。しかし翌日の朝、早朝5:00に来て、一人で機械を廻していた。今では考えられない様な時代であった。
あとワンクール過ぎた時、今日現在のスタイルは想像できない時代となっているだろう。
さぁ、100年に向かって歩みはゆっくりでも前に進めてゆく事と、新しい船長にバトンタッチする事が、3クール目が終わった今日の決意です。
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記 ダボ・イトウ