今日は1月15日。
旧暦の1月15日を「小正月」と言って、小豆粥を食べる歳時事が有る。
その昔、中国歴は望月が月の始まりとしていた(太陽太陰暦では朔が月の始まり)名残で、満月の15日を小正月と言って、昔の年の始の風習を引き継いでいる。
(大正月とは1月1日から7日までを言うらしい。)
小豆は、日本の伝統的菓子の基本材料です。
「あんこ」は小豆の他に、白いんげん(白あん)、青いんげん(うぐいすあん)、枝豆(ずんだあん)等あるが、やはり小豆は王道である。
年末の30日から元旦にかけて、近江八幡 → 彦根 → 福井 と旅行をして来た。
旅行の目的は、彦根城と永平寺に行き、福井でセイコガニ(香箱蟹)とイカ丼を食する事だった。
でも、最大の目的は、和菓子メーカーで有名な「たねや」さんが作ったクラブハリエのフラッグショップ「ラ コリーナ」に行ってみる事でした。
非常に有名で、自然の中に溶け込んでいる建物も個性的だから「行こう」と、娘に言われて、米原から乗換えで「面倒だなあ」と思っていたが、行ってみて驚いた!!
冬場であったので、彩色は少し鮮やかさは少なかったが、春に訪れると若草色が一面に広がるそうだ。
廻廊の上や、幾つかある建物の屋根には全て草木を植えてあり、建物の中の演出は、
水道蛇口一つまで、色々と工夫・加工されていて、驚くばかりであった。
全てが従来の思考から離れて、新時代の演出があった。
自分の考えの延長ではない世界を見て、良い勉強になった。
元旦の朝、一番で、曹洞宗(道玄禅師開祖)大本山「永平寺」に参拝に行って来た。
こちらも流石、本山寺である。
そのスケールの大きさに驚いた。
156畳敷の天井に描かれている色彩画も美しかったし、山門の彫刻も立派であった。
年末には、「ラ コリーナ」の新様式に驚き、年始には「永平寺」の伝統に」圧倒された。
どちらも、生き残っていく為には、人に感動を感じさせられる価値の創造が必要と感じた年末年始であった。
一年間、『この事を忘れずに頑張ろう!』と思った。
いつまで続くかなあ〜
※追記 帰路、岐阜羽島駅で、能登地震に遭ったが、30分遅れで静岡に戻れたのは幸でした。
記 ダボ・イトウ