新年が明けたと思ったら、早くも小正月を過ぎた。
年末からもう18日も経ってしまった。
昨年の暮れの事など、忘れがちである。
昨年末は手形決済の事で頭が一杯で、毎年仕事納めには牛アキレスの煮込みを作って社員の皆さんに持って帰って戴く行事は何十年と続けていたが、忘れてしまった。
友人のH氏から採りたての大根を戴いた。
年末にアキレス煮込みを作ってない事を思い出し、
「そうだ!ブリ大根を作ろう!」
と思い立った。
丁度、群馬の玉こんにゃくをK氏からも戴いてあったので、一緒に煮る事にした。
僕の作るブリ大根は、ブリのアラで出汁をとるのは当然だが、ひとかけらも身(?)は煮汁の中に残さない。
アラで出汁を取って丁寧にアクを取り、ペーパータオルで濾して、ブリの風味の出た汁に醬油と酒とミリンで味付けをして煮る。
この時、ミリンはビックリする程入れるとブリ大根の艶が出て綺麗に仕上がる。
この方法で作ると、大根を食べた時、ブリの姿を見なくてもブリの風味が出て美味しい。
味が全くなくなったブリのアラなど食べると、折角の大根の味が死んでしまう。
これが僕のブリ大根の作り方だ。
今回はそこに群馬の玉こんにゃくを入れたので、皆に喜んでもらった。
このブリ大根を美味しく作る僕の秘訣は、先程のミリンを多く入れると言う事と、大量のブリのアラを使う事、そして大根に味がしみ込む様、時間を掛けてゆっくり調理する。
この時間を掛けると言う事は、色々な想いが調理の途中、浮かび上がって来る。
大量のアラを某スーパーに買いに行った。
スーパーに買い物に行くと、ついつい余分な品まで買ってしまう。
僕はマイバックを持って買い物に行かないのでレジ袋を有料5円で買う。
この有料レジ袋が面白くない。
何故かと言うと、僕達の会社は包装資材の会社です。
レジ袋は作っていないが、紙袋は販売している。
このレジ袋が
「地球環境を守る為、レジ袋は有料です」
と言って、5円掛けてお客から徴集する。
僕はスーパーに行くと、何でも欲しくなるので、袋が1枚では入りきらない時がある。
この時、大量にスーパーで買った人が、又入り切らなくて追加の5円を取られる。
普通、どこの店でも大量に買った人にはサービスをするものだが、反対だ。
マイバックを持って来れば良いが、大量に買った客が負担が大きい、何か面白くない。
紙袋は無料で地球環境に問題ないからくれ、と言っていたら2〜3回したらくれなくなった。
当然紙袋は高い。
でも地球にはやさしい。
今、僕の会社ではARプリントと言って印刷物の中にマーカーを入れて映像が見れる印刷物の紹介をしている。
不動産広告に物件が動画で見れれば効果は高いと、いろいろ不動産チラシを見ていて、これもちと考えさせられた。
安く物件を提供した人が仲介料を払い、高く価格を付けて売れない人の広告代を負担しているだろう。
何でもこう考えている人はあまのじゃく(天の邪鬼)と言う。
けっして、女(あま)の弱(じゃく)ではない。
女(あま)の弱(じゃく)になりつつある此の頃だ。
弱くなりました。
記 ダボ・イトウ
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