平成元年の8月12日。
未だ赤石ダムも木賊の堰堤が出来る前、友人のT氏と釣りに出掛け、二軒小屋の少し手前で自己の最長レコードの42cmのアマゴを釣り上げた。
この時、このアマゴは一匹外した後に掛かった魚だ!
釣りを経験した方ならご存知であると思いますが、一番最初に掛かる魚がそのポイントの主であり、一番大きい。
この時も、この魚の前に掛かったアマゴはデカかった。
掛けた瞬間、
「これは大物」
と思って、仕掛けを切られない様、魚との勝負が始まった。
この時一度、アマゴは上流に登った。
しかし、針から外れないと思ったのか?今度は下流に降りた。
僕も魚と一緒に15〜20m程、降りながら魚とやり取りをした。
その下った地点では大岩があって、それ以上、降り切れなかった。
流れに身を任せ「泳いでも。。」と思ったが、命懸けである。
仕方ないので、『勝負!』と思って、竿を立てて引きに掛かったが、その魚は0.8の通しの仕掛けをジャンプして、切って消えてしまった。
その後に掛かったのが、この42cmなので、最初の魚は45cm位は有ったと思う。
もう30年前になるが、脳裏から離れない。
釣り上げていなくても、その魚は42cm以上と思い込んでいる。
事務所に飾ってある剥製のアマゴは39cmです。
釣り上げたのは、やはり平成元年の10月10日。
42cmを釣った丁度2ヶ月後の事である。
39cmのサイズは尺上と言って立派であるが、前述の42cmの時程、記憶が少ない。
この時の釣り上げた記憶は、前述の様にはあまり印象に残っていない。
今年の行動の理念とする言葉は
『飛び越える』
だ。
1月も既に20日過ぎた。
残す処、あと10日余り。
1月末は、会社の決算も間近だ。
新年を迎えた時、「従前の考え」「自分の持っている常識」「タブーと思っている社会」を飛び越えると決めた筈なのに、脇がだんだん甘くなっている自分が居る。
前述の様な魚の話を思い出したのは、つまり、最大を超えない限り(42cm)細かく記憶に残らない。
人生は限られた時間の中でしか生きられない。
常に毎日がこの「飛び越える」との気持ちを持って、最大を超えていかないと、一日が勿体無い。
今日もそんな気持ちの一日にしたいと思った1月20日の朝でした。
明日は静岡カントリー島田コースの月例競技会だ!
ベストスコアを出す気持ちで挑もう!
記 ダボ・イトウ