今週に入ってから「冬将軍の到来」と言う言葉が身に染みる程、寒さが厳しい。
先週の土曜日(1月20日)は二十四節気の大寒であるから、暦は確かである。
考え方によれば、大寒は過ぎたのである。
この次の節気は立春(2月4日)となり、冬は終わる。
寒さは続くが、何か気持ちが上昇の気運と感じるのは僕だけだろうか?
あと5日もすると1月が終わる。
弊社(第一印刷株式会社)は1月末が決算日です。
法人65期の節目の期が終わり、2月1日より66期が始まる。
印刷業界は非常に設備投資の金額が大きい。
現在、稼働している4色刷印刷機を新台に替えるとなると恐らく年間の売り上げ金額を上廻る値段になるだろう。
法定耐用年数で償却することは大変難しい。
過去の印刷業は、需要の拡大(パッケージ・チラシ・パンフレット等)が当たり前で何の心配もなく機械設備を新たに導入しても、導入した会社に仕事が集まると言うスタイルが一般的で過剰投資と言う不安があまりなかったが(あったのは資金繰りのやりくり)、この20年はデジタル社会の到来と共に紙媒体が減少し、デジタル媒体の社会になり、業界は苦しい。
印刷業は特別、認可を必要とする仕事ではない。
当然の事ながら業者は増え、価格競争は厳しい。
でも過去はこの競争も需要の拡大が覆い隠していくれていたが、社会変革に依って、ここ近年は冬の時代だ。
65期の節目を大寒と考えよう。
これからは冬は終わり、まだ若干寒いが、立春、春分と、暖かくなると言う気持ちを持てば、気は楽になる。
寒波は今だけだ。
僕の信条。
『悲観は感情 楽観は意志』
気持ちの持ち方次第で寒さはしのげる。
記 ダボ・イトウ
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