HOME > IWC VOL.6 – NO.431

IWC VOL.6 – NO.431

カンヌ映画祭に国際刑事警察機構(インターポール)が国際指名手配しているシーシェパードのポール・ワトソン氏が再婚した新妻と共にレッドカーペットを歩いたと言う記事が配信されていた。

レッドカーペットを歩くポール・ワトソン氏

シーシェパードは反捕鯨運動やイルカ追い込み漁の反対を唱え、活動している団体だ。

調査捕鯨船の抗議活動は過激で、一時は身柄拘束されたとも聞いていたが、その後どうなってカンヌ映画祭の会場で、平然と歩けるかは?知らない。

平成最後の年末は下の娘と二人で下関・小倉と一寸旅行をして来た。

下関は、調査捕鯨の母船基地と言う事で、食事処や酒処での鯨料理がメニューに載っていた。

鯨定食

さえずりの刺身

お土産

昨年の末、日本がIWC(国際捕鯨委員会)から脱退を表明した。

事の是非の話ではなく、僕の今までの鯨に対しての向き合ってきた話を書こうと思う。

からくり人形「茶坊主」

江戸時代、人々を驚かせたからくり人形の動力に、鯨のヒゲを使っていたと言う事を聞いた事がある。

開国を幕府に求めた事も、鯨油を取る船の補給基地としての事だと言う様な事も何かの本で読んだ。

2011年3月11日の東日本大地震の前までは、何年にわたって石巻からツチ鯨の配送を受けていた。

石巻は津波で大被害を被りリストが無くなったのか、それ以降連絡が無くなってしまった。

丁度6月に決まっていた。

この写真はその当時仲間を呼んで、宴会を開いた。

(この時も、海の好きな友人S氏は「クジラは見るものだ」と言って断った。)

平成18年は僕が丁度入院中の時で、この鯨が来て皆に生肉で分けた事を思い出す。

 

毎年、ゴールデンウィークには旅行に行くが、2016年には紀州の大地町に行った。

映画『コープ』で有名になった処だ。

この大地町の追い込み漁で獲るイルカを水族館で購入を止めたと言うニュースも流れている。

ここではイルカショーではなく鯨ショーだった事を覚えている。

国際協調という立場から見れば、捕鯨は止めるべきと言う事にもなり、下関や大地町の人と話してみると、全く、横暴な論理と言う事になる。

 

僕の今年の信条は逆転思考だ!

是は非、非は是、両方の見方を常に自分に課せてゆく一年としたい。

 

故さくらももこさんが書いた「ちびまる子ちゃん」がよく行った清水のK食堂に行くと、今でも鯨のサエズリが有る。

珍しい。

 

 

 

        記 ダボ・イトウ

One thought on “IWC VOL.6 – NO.431

  1. 昔は鯨肉は安い食べ物でしたね。  最近では食べたこともありません。イルカも好物ですが埼玉生れの妻にはイルカを食べるという風習がありませんから、強い拒否反応があります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です