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これからが… VOL.7 – NO.494

創業時の主な仕事(レーベル)

昭和28年10月1日が弊社の法人第一期の開始でした。翌年の1月31日に第一期決算を行って爾来、今日(1月31日)で67期の終了です。

今日は決算日です。

 

第一期決算書

 

先代(伊藤 勲)が復員後、親戚筋の関係もあって印刷業に飛び込み、軍人としての生活から一変し、仕事をして僕等兄弟を育ててくれた。

開業時は下記写真の様に缶詰用のレーベルが主な仕事であった。

 

正に父の筆跡だ

兄貴と僕

大日本帝国 軍人(伊藤 勲)

 

この当時は江戸時代の版画の延長のような仕事であったと今では思う。

然しながら当時、オフセット印刷は画期的な印刷方法で、今では全く名前も出てこない活版印刷には出来ない、色刷りレーベルの生産を行っていた。

今現在、通常の言葉として使っている「網点」はこの後20年後の話であって(当時はスクリーントーン)、今考えると「のん気」な時代であった。

缶詰業界も時代と共に変化して、直接缶に印刷するようになったので、現在は業態変革として「パッケージ」の生産にシフトさせ、機械も、打抜機や糊付機・箔押機を導入して、茶箱・菓子箱などの生産が中心となった。

この頃にダボは会社に入社して、今日まで45年ほど印刷業で生きてきた。パッケージ生産も省資源化や環境問題に押されて低調気味となってきたので、15年ほど前から、静岡の名産であるお茶を入れる茶缶を紙で作る「かみ缶」(登録商標)の仕事をメインにしてきた。

商標登録証

特許証

紙で作る「かみ缶」

この仕事も、茶葉でお茶を淹れ飲む習慣がペットボトル茶が普及して生産需要が落ちてきているので、近頃は菓子関係やアパレル用途の「かみ缶」の生産が多くなってきているが、なかなかデジタル化の波の社会に於いてオフセット印刷は生産方法が職人技を必要として難しい。

 

10日ほど前に、静岡経済研発行の「会社要覧」の最新版が届いた。

 

直近3年あたりの数字が出ているが、恥ずかしいばかりの業績だ。これまでの67年間は良い時もあった。必ずしも低調ばかりではない。月次残高試算表を作っているので、決算の数字はほとんど解っている。

 

先代の墓所に報告に行って来た。

東本願寺別院


その時、東本願寺別院の入り口にこんな言葉が掲げられていた。

先代の努力で継続と改革をしてきた仕事を無駄にしない様、「これからが・・・」問われている。

「全力を出し切る‼」頑張るぞ!!

 

令和2年 行動指針

さあ、明日からは68期の開始だ!!

 

 

 

 

 

       記 ダボ・イトウ

 

 

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