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猜疑心 VOL.5 – NO.360

近頃、化石になった固定電話

近頃、会社にいても固定電話機のベルの音があまり鳴らない。

お客様との受発注も、「メール」や「ファクシミリ」「携帯電話に担当者直接」と言う様に、変化していて、通常のベルは鳴らない。

そんな時、珍しくベルが鳴ると、期待を込めて一発取りをする。(まるで20年前のテレクラの競争の様だ)

すると大方の用件は、金融商品の売り込みがほとんどである。

「値上がりは間違いない」「今が買い時です」とか、良い話ばかりである。

年寄りの経験則からみると、「うまい話には真理がない」と身に染み込んでいるので、全ての話は猜疑心を持って聞く。

商品先物とか?投資物件とか?聞いただけで猜疑心が働く。

 

先月、コインチェックから約580億円相当の仮想通貨(NEM)が不正アクセスに依り喪失したと伝えられた。

仮想通貨は全く解らん。

先週、東洋経済1月27日号を買ってきて、読んでみたが、仮想通貨は信用(信じる)である。

先程の猜疑心なんか持ったら、参加出来ない。

古い人間なので、仮想通貨と言うと「円天」を想い出してしまう。

「円天」と「ビットコイン」の差が解らない。

とにかく自分は猜疑心の強い人間であると感じている。

家の奥さんは僕に全く猜疑心を持っていない。

それ程、僕が立派で、嘘のない人間と思っている訳ではない。

彼女は猜疑心を持っていないのではなく、「関心を持っていない」のである。

 

この次は、貨幣の話を書きたいと思う。

 

 

        記 ダボ・イトウ

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