先日、義母の葬儀でした。
誕生日が2月22日で、亡くなったのが2月27日でしたので、誕生日を迎えての5日後でした。
ここの処、半年程、動けず、寝ている状態でしたので、「誕生日まで元気で」と、ダボの長女が手作りの『お守り』を作って祈っていた。
「誕生日おめでとう」とリモートで声を掛けたら、返事はしっかりしていて本当に嬉しかったのに、後5日足らずの命でした。
大正11(1922)年生まれの102歳の人生でした。
100歳の誕生日の時に、全く年を感じさせない元気さで、菅義偉総理大臣と川勝平太知事からの賞状が届いていた。
義母はとても器用な人で、洋服を縫うのが上手だった。
姉妹4人の子供を産んだが、全ての洋服を手作りで着せていた。
老後はチリメン細工を数多く作っていて、丁度この季節には吊るし雛を沢山飾っていた。
やはり大正、昭和、平成、令和と四世代を生き抜いて来た方なので、優しさ、物静かな性格の中にも一本芯の通った気丈な義母でした。
最後に一寸残念でしたのは、コロナ時代で、葬儀が身内だけの見送りでした。(但、102歳と言う年齢でしたので、友人や身内の方も少なくなってしまっていた。)
お義母さんは4人娘を産んだと記したが、生きている間に2人の子供を亡くした。
長く生きると言う事は、しあわせと同時に苦しみ、悩みも抱く。(現世は苦娑婆)
ダボは、今は現在丁度71歳である。
お義母さんの年まで生きると、後30年ある。
生まれてから30才まで、30才から60才の還暦まで、ここ最近なら40才の時から今日までと言う時間となる。
人間だから、長命、短命が仕方ないが、男子の平均寿命は81才です。
半分は、40年、長い時間です。
101才までは、30年。
どう生きてゆくか?
又、どう生きられるか?
人生のラストに「ツケ」が廻るか?
答えの解らない、現在71才。
記 ダボ・イトウ