何時も社内で「遠くの落雷」と言う言葉を使って、
遠くに落ちた落雷についてあまり気にしない事が多いが、
会社の仕事は一本の送電線で繋がっていて、何処で被害が出ても(クレームや事故の問題点)自分の処へ伝わる被害が有るから、
遠くの落雷でも自分の事として対処する心構えが職場では大切ですと、
話をさせて戴いている。
皆で問題意識を共有して「遠くの落雷」でも、身近に雷が落ちた事として考えなければならない。
今日は、3月11日。
4年前、東日本大震災が発生し、19,000人程の人々が亡くなり、多大な被害が発生し、日本の歴史の中でも忘れ難い大きな傷跡を残した地震が発生した日だ。
今日の新聞記事を読んでいると、復興は道半ばどころか、8万人余りの人達が今だいて、仮設住宅住まいを強いられていると伝えていた。
4年前、僕はある式典でこう述べた。
『長く掛かるであろう復興と心を同じくして、末永い支援活動を進めて行く覚悟です』
こう述べた自分にとって、どこか東日本大震災の被害が、遠くの落雷の様な気持ちになっている。
日本は、一本の送電線で繋がっているのだ。
もう一度、身近の問題として、東日本大震災を考え直さねばと思った朝だった。
記 ダボ・イトウ