社員のSさんが、今朝、
「社長、家の給湯器を、ガスから電気の深夜電力を使う機種に替えようと思いますが、判断良いでしょうか?」
と、聞いて来た。
少し、事情を聞いてみた処、給湯器は14年使っていて、
「これで良く持ちましたね。」
と言われたそうだ。
「早く替えないとすぐにダメになります」
とも言われたそうだ。
そこで、僕が聞いた。
「言ったのは、誰?」
東京の会社の人だそうだ。
又、その人は
「ガスを使っている時より、月に2,000円程費用が減ります」
と言ったそうだ。
ガスを使う量は、給湯と調理が主だと思うが、家庭に依っては、風呂に入る習慣と、どんな料理を主に作っているかに依ってガスの使用量が違うので、一概に安くなると言えるのだろうか?
又、中部電力管轄のエリアに東京の業者が器具を売りに来ている。
メンテナンス等はどうするのだろう?
Sさんに、僕は言った。
「判断は自分でするが、他の人の意見を聞く事は良い事だよ」
これについて、僕がSさんに言った内容は別として、他人に色々と聞く事は良い事である。
「自分の考えは正しい」
と思うのは、人間皆同じだ。
でも、他の人の考えを多く聞き、その上で判断する。
これが重要である。
なかにし礼氏が、再発癌で手術をしたとのニュースが流れていた。
最初の発見のときは、手術をしないで陽子線療法を選択した事を思い出した。
然しながら、今回は手術の方法を選択したと言う事は、何人かの判断を仰いでの上の選択であったのであろう。
近年よく言われているセカンド・オピニオンを求めた結果であろう。
何でも他人の多くの意見を聞き、判断してゆく。
選択や、判断する最終は、会議や採択でない限り、個人である。
先週から悩んでいた花見を開催することに決めた。
これも色々な人の意見を聞いてみた。
自分は、今年は中止しようと考えていたが、社員のYさんから、
「年間スケジュールで決まっている事じゃないですか!」
と言われ、コロコロ変わる人が社長だとは言え、一寸考えた。
又、土曜日に兄貴が来て、
「お父さんの植えた桜を見て、一杯飲みたいぞ」
と言われ、開催しようと決めた。
一度、中止と思った心を元に戻すには、倍の気力が必要だ。
仕事と同じ様、気力を満ち溢れさせ、皆様をお迎えしましょう。
泣き言を言っても仕方がないが、景況感は最悪である。
花見の時ぐらい、楽しく、楽観し、夢に浸りたい。
今年もコック帽で調理するぞ!
ご近所のスーパーコンピューターマダム・榎本さん、来て下さいね。
皆が楽しい時を過ごす事が出来る。
これについて、セカンド・オピニオンはいらない。
真理である。
記 ダボ・イトウ
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