先々週の日曜日、事務所のYさんが河津へ桜を見に行った。
すごい渋滞で稲取から河津まで、7〜8kmの処を1.5時間も掛かったそうだ。
普段なら20〜25分くらいで到着するそうだ。
この距離と時間との間を彼女と一緒のドライブだったみたいなので、楽しかったと思う。
この間(はざま)を幸せと感じて、何の迷いも悩みもなかったであろう。
この時、河津桜の切り枝を買って来てくれた。
事務所に飾ってくれて、もうすぐ染井吉野の桜の季節である。
河津桜は梅の開花と染井吉野の開花との間(はざま)に咲く。
今週、認知症で徘徊してJRの列車にはねられて死亡した遺族の賠償責任が、一審、二審の裁判結果を覆し、逆転無罪の判決が出たと言うニュースは、皆さんもよく覚えていると思います。
法律論を話せる立場にはないので、これについてのコメントは控えます。
このブログは知り合いの司法書士の若い女性のSさんの開設であります。
彼女には日頃、色々と会社の事などをご教授して戴いている。
そんな関係で、彼女のブログやホームページを見ていると、
「流石、Sさん!若くて、アクティブで、社会に対し優しくて」
と常に感心させられている。
そんな彼女が判決の出る前日、どんな内容になるか?とブログに書いてあった。
そして判決が決まった後、その判決文が32頁にわたって掲載されていた。
僕は、浅学非才の身なので、詳しく前文を読む能力が無かった。
しかし、32頁は大雑把にめくってはみた。
その時、内容についてではなく、
頁と頁の間(はざま)に法律と言う事を感じた。
一審と二審も法律と言う文字の中であてはめれば、おかしい判決とは言えなく、正しいであろう。
でも、この文字と文字、頁と頁の間(はざま)にすごく人としての判断や生き方が求められると感じた。
ボランティア活動をしているNさんは、支援を必要とされる娘さんを持つ親御さんである。
この方は、行政で、区分けされた色分けの間(はざま)を埋める活動をなさっている方だ。
前述のS先生もボランティアで法律家と人としての間を埋める活動をしている。
お二人の活動にやはり若い人は素晴らしいと感じる此の頃です。
記 ダボ・イトウ