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『日本負けた!』VOL.3 - NO.235

先週末の新聞の記事である。

日本を代表する家電メーカー『シャープ』が、台湾の鴻海(ホンハイ)と言う会社に買収されると言う話を、東大教授 伊藤元重氏が静岡新聞の論壇に解説をしていた。

これは買収劇で「日本負けた!」という意味ではなく、投資と言う事と教えてくれる内容だった。

「日本負けた!」

なでしこジャパンが中国に負けた。

これは完全に「日本負けた!」である。

逆転劇もあるかもしれないが、オリンピック出場はかなり厳しい。

 

前述の伊藤元重氏とは、小学校と高校が一緒であった。

やはり小さい時からシャープな(わざと利口と書かずシャープと記した)頭脳の持ち主でした。

彼に対して僕の自慢は、小学校・高校を通じて、彼の下になった事がないと言う事だ。

一度も抜かれた事がない。

僕はこれを誇りにして生きてきた。

両親に対して本当にありがたいと思っている。

当然、もう皆さんはお解りと思うが、テストの成績の話ではない。

名簿順位の話です。

彼は元重(もとしげ)、僕は均(ひとし)。

名簿はアイウエオ順なので、彼が改名して読み方を(げんじゅう)としなければ僕より上位にはなれない。

もう、一緒に名簿に載る事はないだろうけど。(あるとしたら同窓会名簿で「お亡くなりになった方」くらい。)

 

「日本死ね!」

「日本死ね!」と言うインターネット上に投稿された書き込みが非常に話題となって、国会でも取り上げられた。

「何なんだよ日本。一億総活躍じゃねーのかよ」

「子供産んだはいいけど希望通り保育園に入るの無理じゃねーか」

と言う内容で、皆さん、たびたびTVでも取り上げられたのでご存知の事と思う。

安倍首相の「待機児童0を目指す」と言う事は、この待機児童が多いと言う事が、かなりの問題であり、目指す方向であると言う事だ。

これともう一つ、「介護離職0を目指す」も同じ事だろう。

僕はもう両親を亡くしたので、介護の心配は介護される自分の番に廻って、子供達が離職しなければならない様な形になるのは嫌だなあ。

 

今日の話はここからです。

 

先日、コンビニエンスストアにコーヒーを買いに行った。

近頃は、価格は安いし、手間も掛からず、家で淹れるより簡単なので、ついついコンビニで済ませてしまう。

コンビニでは、ドーナツ専門店やパン屋さんのジャンルだった分野まで進出して、作り立てと言う仕掛けでドーナツを売っている。

コーヒーにドーナツは合うので、一緒に注文した。

ベトナム人の店員の方が、

「コーヒー代を先に寄こせ!」と、「先に先に」と言う。

何の事か解らずノロノロしていると、矢の催促だ。

150円払うと、彼はレジを打ち、レシートに付いているドーナツ割引を切って、ドーナツを割り引いて売ってくれた。

これには驚いた。

こんな気の効く店員さんなんか見たことが無い。

その後、別の店で日本人の店員さんに一寸試したら、全く割引はなかった。

と言うより、気が廻らない。

もう、世界の中でもサービスが一流と思っていた日本だが、

「日本負けた!」

コーヒー

ドーナツ

 

         記 ダボ・イトウ

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