会社の玄関には、左(さくらんぼ)右(染井吉野)に桜の木が植えてある。
左側の桜の木は、植えた時は染井吉野と思っていたが、「さくらんぼ」が採れる果樹だった。
この桜は、染井吉野の開花より丁度1ヶ月早く咲く。
1月に啓翁桜の事をこのブログで書いた。(http://www.daiichi-printing.com/blog/01/3763/)
1ヶ月前にこのさくらんぼの木が開花すると言う事は、来月の5〜8日頃、染井吉野が満開になるだろう。
(今年の会社の恒例の花見は、4月1日と決めております。)
春の訪れはもうそこまで来ている。
二十四節気の啓蟄は、今年は日曜日の5日でした。
啓蟄の期間は5日〜19日なので、人間も、会社の事業も活発に動き出すぞ!
縮込んで動かなかった今までとは違うぞ!
冷たく寒かった季節は終わったんだ。
人間関係も、暖かく行動できる、春の訪れだ。
「春風や希望抱きて河豚を食う」
何か解らん句だが、解る人には解る。
春になると、筍の季節となる。
又、その昔、釣りに行っていた頃は、フキ(沢ブキ)を沢山採って来て、ご飯と一緒に炊いていた。(最初にアク抜きしたフキをごま油と豆板醤で味付けして、それをご飯の上にのせて炊く)
筍ご飯や、フキご飯を作ると、副食はあまり必要でなく、漬物があればそれで朝食は充分だ。
先日、このブログで知り合った料理研究家のN島さんから「キムチが出来上がったので差し上げます」との連絡を戴いた。
N島さんの手作り刻みキムチで、『梨を入れると発酵が早い』との説明を戴いた。
下手味(げてみ)と言う言葉がある。
上手味と言うのは、裃をつけたり、タキシードを着て畏れながら食べる高価な味の事を言うのだろうか?
よく解らんが、N島さんの作ってくれたキムチは、普段着を着て、庶民的なキムチの持つ、辛さと良い発酵具合と良い、正しく、下手味(普段的、かしこまらない)を超えたキムチで感激した。
サンキュー。
炊き込みご飯と言えば、前述の「筍ご飯」「フキご飯」と共に
「生姜ご飯」を作る事もよく行っていた。
『行っていた』と言う過去形にしたのは、最後に「生姜ご飯」を作ったのは平成17年6月13日です。
大生姜が初夏に店頭に並ぶ。
少し食欲の落ちて来たこの時期、さっぱり、少し辛みを感じる「生姜ご飯」は春先からの筍、フキから夏の到来を教えてくれる。
当時はまだ存命だった母親に食べさせてあげたいと思い、炊いてあげた。
何故、その後作っていないかと言うと、その当日、脳梗塞を発症したからだ。
その朝、痺れた足で、何回も炊飯器まで「ヨタヨタ」と歩いて釜の前に行き、お替りを何度かし、食べた。
朝、会社のOさんに寄ってもらったので、ご馳走したのも想い出だ。
当日、10:00から日赤に3週間の入院となった。
爾来、生姜ご飯も炊かないし、酒も飲んでいない!
記 ダボ・イトウ