感染というブログの書き出しです。
この言葉だけでもブログの内容が解ってしまったかなぁ?
中国武漢から発生したと言われている 新型コロナウィルス(SARS-CoV2)は、瞬く間に日本に上陸してしまった。致死率は低いが感染力は強いと言われていて、日本のイベントや開催行事は自粛気味の此頃である。
東京マラソンは一般ランナー参加枠は中止、3月8日開催予定であった静岡マラソンも早々と中止が決まった。今月現在、この様な自粛風潮は経済活動を悪化させて日本社会は訪日観光客の減少と相まって沈滞気味で景気の良い話は全く聞かない。
もう既に9年近くなるだろう。この様な雰囲気を体験した事がある。2011.3.11に起きた東日本大震災での20,000人の死者、原発汚染、正しく日本中を沈滞させた。避難地域の特定、計画停電の実施など、日本中を暗いニュースで一億日本人が喪に服し、宴会の自粛、旅行のキャンセルなど色々と暗い日々であった。
この時 2ヵ月程経ったら「こんな事では日本は沈没してしまう。旅行に行ってお金を使おう‼宴会を活発に行って経済を明るくしよう‼」という雰囲気が出てきて、それまでの自粛ムードは一変し、急に風向きが変わった。
僕はこの事を「潮目」というブログ『潮目 VOL.3 – NO.236(2016.3.12)http://www.daiichi-printing.com/blog/03/3117/』で書いた事がある。ある日、ある時、急に流れが変わるという事だ。その時は人間の感情も潮の流れと同じで急に変化するものだという事を記した覚えがある。
東京オリンピックまであと5ヵ月。今回は急に潮目が変わるだろうか?
変われば、訪日客も宿泊したり土産を買ったりと経済は潤う。目白押しのイベントも活気づくだろう。でも今日のウィルス問題は、東日本大震災のように東北地方だけ影響があり、自分が被害者になることはないと薄情な感覚で生活していける状況とは違って、日本中 身近な個人にまつわる話であり、誰も前に出ようとしないので、潮目は変わらないまま不況の時代の到来となるだろう。
元東大教授の伊藤元重 氏の言った「人の心理こそが恐いのである」こんな人の感情をAIで予想できる時代は来るのかなぁ?未来は誰でも予想が出来ても、予言は出来ない。心変わりは何時突然やってくるか?
「悲観は、感情 楽観は、意思!!」
記 ダボ・イトウ