知り合いの上場企業の営業の女性、Kさんが、東京に行くと必ずお土産として新幹線のグリーン車に置いてある無料の「WEDGE」を持って来てくれる。
キヨスクで売っている品は価格が書いてあるので、恐らくグリーン車に乗った時の品である。(決して彼女が、グリーン車を通り抜けながら『ちょっと失礼』と言って持って来た理由ではないだろう???)
僕は一度しかグリーン車に乗った事が無い。
北陸新幹線のグランクラスで●●●●●さんと富山の寒ブリと日本海の夕陽と鳩の飛んでいる姿を見たいと思っている。
この雑誌と同じく「日経ビジネス」は15年来の購入者である。
最新号特集は、「戦慄の人工知能」と言う特集であった。
昨年12月にマイクロソフトが公開した「スカイプ トランスレーター」は、使用言語が違う会話をほぼリアルタイムで翻訳して自国語で話をしてくれるそうで、「ディープラーニング」と言うニュートラルネットワークの階層を何層にも重ねていく概念が、より高度の人工知能の発展を進めていると言う様な記事であった。
又、ビル・ゲイツ氏やホーキング博士らの、未来悲観論を論じられていた。
(理解度が低く、説明出来ないので本誌でご確認下さい。)
2040年代頃には、仕事の様相も大きく変わり、消える職業も数多く生まれそうな事が書いてあった。
先日、BSTVで将棋の名人、羽生善治氏と、15年間もチェスの世界チャンピオンであるカスパロフ氏との対談が、放映されていた。
現在、将棋とチェスも、人間とコンピューターとの対戦でどちらが勝つか?と言う話題が興味を引いているが、(先日は、王手放置が話題となった)両人共、人工知能と人間の頭脳との比較でなく、人間の頭脳の持つ計り知れない宇宙観みたいな話で、大変面白かった。
僕は10年前、急に脳梗塞を発症してから、
「いつまでも有ると思うな親と金」の後に、病気を付けた。
そして、この対談を聞いて、無いと思うなの後に、
「アイデア」
を付け足そうと思った。
これからは、
「いつまでも有ると思うな親と金 無いと思うな運と災難と病気とアイデア」
と言う言葉にします。
もう一つ。
無いと思うな「蛍の鑑賞」。
記ダボ・伊藤