今年の桜の開花は、平年より10日程遅く、一昨日(13日)が満開であったと思う。
今年の桜の宴では、一輪の花も咲かず、忘れられない年となった。
その時の話は、前々回のブログ「想定外」(http://www.daiichi-printing.com/blog/04/3951/)で書いたが、四季は遅くなっても循環してくるから、そのうち咲くであろうと記したが、やはり綺麗に咲き誇って僕達を楽しませてくれた。
今朝、車の前の溝には、桜の花弁が散り始め、盛花 [ママ]のピークは過ぎた。
桜のピーク目で見て解る。
春風が吹き、花弁が落ち始めれば、ピークを過ぎたと言う事であろう。
何でも最高の時があると、その後は下る。
平成11年2月19日、会社の桜の木を植えた先代社長「伊藤勲」が享年80歳で亡くなった。
あれから既に18年の歳月が流れている。
この時書いた文章を、桜の散る様子で思い出した。
「満開に咲き誇った桜も名残を残して散る」
四季は循環すると書いたが、人生は一度きりである。
知人であり、友人であり、仕事仲間の機械設計士のM氏の訃報が届いた。
会社が近頃新たに導入している諸々の設計を担当して戴いた。
一昨年、京都に新たな事業の為、調査に、社員のM君と、僕と、M氏との3人で出掛け、京都駅で二人がアルコールを飲み、楽しく語り合ったのは昨日の様だ。(それにしても沢山飲んだ!)
今年の会社の花見にお誘いしたが、「町内役員の会合で都合がつかないよ、残念だよ。」と言った会話が最期の交際となってしまった。
昨年、彼の父親が亡くなり、その処理に追われ、心労もあった事で、少し体調を壊していたので、心配していた矢先の出来事だった。
人生は循環が利かない。(転生は別ですが。。。)
彼の人生のピークは何時だっただろうか?と思った。
僕の父親である先代社長が亡くなる時、口にした言葉は、
「青春の軍隊での時代、満州の荒野に沈む真っ赤な夕日の綺麗さに感動」
であった。
されば、父の人生のピークはその時だったかも知れないが、人は亡くなる寸前までピークを感じない。
「今が最高に良い時だ!」と思って、過ぎ去った日々をピークと感じる考えを、僕は持ちたくないと常に思っている。
僕の信念
「情熱と好奇心を失わなければ青春だ!」
今日も明日も青春だ!
ピークはまだ僕は過ぎていない。
パワーを落とさず、明日の月例ゴルフ、頑張るぞ!
プレーをする間は、何時でもベストスコアを求めるのだ!
「去る者は日々に疎し」
と言う言葉があるが、過去にピークを求めてはいけない。
常に将来(明日)に夢を求める。
これが会社の今年の合言葉。
結果は解らんが、今日の選択に自信を持って、明るく生活しようと思う今朝のブログ。
記 ダボ・イトウ