20歳代の頃は映画をよく観に行っていたが、近頃はユーチューブとかネットで色々な映画を観ることが出来るので映画館(この言葉は古い?今はシネシティ)に行くことが無くなった。
新宿の3本立て「ヤクザ映画」をよく観た。高倉健さんはセリフをあまり喋らず、池部良 氏が「御一緒させていただきます。」の一言だけでラストが始まる。
映画を観た後、その辺の酒屋の角打で「日本酒を下さい。」と言えば良いのに、映画の余韻で「酒!!」とか、一言しか言わない全く滑稽な時代であった。
この20歳代の時、再上映されていた西部劇の「シェーン」は想い出深い。
「シェーン、カムバック!」は有名なセリフだ。
この当時は去ってゆく寂しさだけを感じていたが、本来は『男は未練を断ち切って生きてゆくのだ』と表現していることが解らなかった。
古希を目前にしていても、この未練が断ち切れない自分である。
今でもジョーイ少年のように「戻ってこい」と常に言っている。
それはドライバーで右に出た球に向かって「帰ってこい!!」と叫ぶが、シェーンと同じで右回転で出してしまった球は戻ってはこないのだ!!
彼の人が言った「もう球は魔界(OB)から戻らないのよ」
この写真の松村和子さんが歌った「帰ってこいよ」が流行していた時代(1980年代)はもう40年程前になっている。
ED(誤字ではない)がイギリスに向かって「帰ってこいよ」と呼んでも、国民投票で決めた事は再考はあるか?無いか?今日現在も解らない。
『合意なき離脱』である。
記 ダボ・イトウ