あと1ヶ月少し経つと鮎釣りのシーズン到来となる。
今年の安倍・藁科川の鮎釣りは、あまり期待できそうにないと思われる。
昨年末の渇水に依って、産卵期にダメージを受けたことで、今年の遡上は全く少ないと思う。そして遡上が始まっても鮎の天敵 川鵜(カワウ)が待ちかまえている。河口付近で川鵜は、稚鮎を丸吞みしてしまう。
YouTubeで「鳥だ!!」を見ていると、鳥は魚を丸呑みしてしまう。ペリカンなんて、あの大きな口で40cm以上もある魚を生きたまま吞み込んでしまう。
生物界の頂点に立っているのは人間である。鮎を捕える方法として、投網などは素人でも行う人が居るが、この他 鵜匠が鵜を手懐けて、喉を絞めあげて胃に落ちない様にして、船上で吐かせて鮎を捕る漁法だ。丸呑みさせない漁法を考え出した先達は立派である。僕(ダボ)は、いつも『昔の人の観察眼は素晴らしい』と思っている。天体の動きも、季節の循環も、貨幣の含有量まで、観察眼によって経済の動向まで庶民は理解していた。
江戸時代、幕府が小判の金の含有量を少し落としただけで、インフレ(物価高)が起きたという。単に情報とか、人の言う事だけを、鳥ではないので、人間は丸呑みしない。流石、生物界の頂点に君臨する人間である。鵜匠は丸呑みさせないのである。
先日、空手界のオリンピック選手とコーチとのトラブルの話がニュースで流れていた。この手の話は色々と聞く。少し前のレスリング界・体操界・アメリカンフットボール界と色々と話題になった。しかし、その後しばらくすると、その後の話はあまり聞こえてこない。その当時の記事を丸呑みすると、鮎は捕れないのである。つい最近では、某宮家の話も3年前の記事を丸呑みしていると、ちと違いが出てくる。
生物界の頂点は人類である。観察眼が近代の人は落ちていないか?今一度 考えてみたい。
※ 家の奥さんの観察眼は、ますます冴えてきている。我が家の頂点に君臨す!!
※ 「鵜の目(鷹の目)」という言葉は、獲物を狙う鋭い眼光の事だ。個人の眼力も高めよぅ~♡
記 ダボ・イトウ