日銀の植田総裁が超低金利政策を見直し、通常金融への道を探っている。
(但し、何が通常なのか?解らないが・・・)
「無担保コールレートの0〜0.1%への促し、長期国債の買い入れの継続は行う」と、何とも強烈な施策は打ち出せない為か、少しは円高になる筈の為替は、反対に対ドル150円を突破して、思い通りには世の中進まない。
下記の対ドル相場のグラフは右肩上がりに円安になっている。
このグラフは逆に表現すべきとも思っている。
一概に相場値は相対指標なので、正確な意味付けは難しいが、1$を何円で買えるか?と単純に言えば、今から13年程前より倍の円を出さないと買えないと言う事になる。
(2010.7月 75円 2024.4月 153円)
長女が先月の末に海外に旅行に行って来た。
「父さん、食費は円計算すると、何でも倍の出費だよ」と言っていた。
反対に外国の人が日本に来ると、外貨の価値が倍に感じられるそうだ。
その為、露店で売っている牛肉串が1本3000円、マグロ丼が7000円でも、外国人の旅行者は購入する力がある。
日本人は、牛丼の値段が400円を超えただけで大騒ぎになる。
日本国内の物価が低いのが嬉しいのか?
外国に行った時、物価が高くて円価値が低いのが辛いのか?
日本の国力が落ちているのは、GAFAみたいな成長産業が出現しなかったから、と言われている。
記 ダボ・イトウ