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金融機関

古くからの友人にK氏が居る。

彼は同じ歳で同じ干支(ウサギ)ですから、62才(誕生日は知らない)と思う。

先日、彼とゴルフを島田でプレーした。

10年程前にゴルフを始めた時、積極的に誘ってくれたのが彼であった。

それ以前は酒飲み友達として頻繁に夜の街に繰り出した。

僕も飲む方で有ったが、彼も酒が強く、一緒に会話をしていて楽しかった。

 

そんな彼であるので、ゴルフに一緒に行く時は、僕が保温ボトルに酒を作って持って行く。

プレーが終わるまでには、全て彼が完飲してしまう。

気持ちの良い「飲みっぷり」である。

 

近頃は僕が酒を止めたので、夜の付合いは無くなってしまったが、何でも相談出来る友人である。

 

彼と知り合ったのは、もう20年程前、彼がある金融機関の支店長をしていて、お付合いが始まった。

僕は何でも追求するタイプなので、煙たがられる。

「係の者が皆、下を向いてしまうので、仕方なく俺が君の話を聞いてあげたんだ!」

と、よく彼に言われる。

妙に話が合って、金融機関を退職した今でも、何でも話が出来る楽しい友人だ。

仕事がきっかけだったが、仕事を離れても良き友人だ。

 

兎角、金融機関の人は、約定を大切にして、堅い仕事をする。

彼が、約定を守らなかったのではない。

逆に話が出来ると言う事で、仕事の時は厳しい間柄であった。

こちらも甘えを持った理由でもない。

むしろ、そんな彼だから、迷惑を掛けない様に心掛けていた。

それが、今でも友人としての付合いとして残った。

 

先日、某銀行の窓口で驚いた。

一寸時間が掛かる手続が有った時、Yさんと言う人がお茶を出してくれた。

それだけなら、あまり驚かないが、自分の仕事で少しでも手が空いたのであろうか?2杯目のお茶を持って来てくれて、

「お待たせさせて申し訳ございません」

と声を掛けてくれた。

 

システムや、約定が最優先される職場にあって、この対応はお見事であった。

ATMなんて、便利かもしれないが、何処で処理しても同じだ。

人間としての温かみが感じられない。

仕事を通じて、人間関係が築ける事は素晴らしい事だ。

 

又、その金融機関に顔を出したいと思うが、取引するだけの財力がない。

このブログで感謝する気持ちを伝えたい。

『Yさん、ありがとう』

 

仕事は会社の為にするのではない。

個人が素晴らしい人生を過ごす為に仕事をするのだ。

 

「会社は無機質、人間関係は有機質」

有機質の仕事しよう!!

能面みたいな仕事はお断りだ!!

 

それにしても気持ちの良い対応をしてくれた。

感激!!

     記 ダボ・イトウ

One thought on “金融機関

  1. あんなに長くお待たせしたのに、少しも苛々した様子を見せずに お待ち下さった心優しいお客様。 こちらこそ「優しいお客様で良かったね。」と、 担当と感謝感激しておりました。 お忙しい社長様だったこと、過去のブログから、 実は急勝(これでせっかちと読むのですね)な方だったと 知り、冷や汗ものだったのですが、 このように思っていただけていたなんて、恐縮です。 またのご来店、心よりお待ちしております。

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