4日前の17日、「大阪都構想」の旗印を掲げて、橋下徹市長の住民投票は否決され、大阪市の存続が決まった。
結果の是非は、決まった事なのでそう言う事であろう。
橋下氏の政界引退の発言は、何か清々しく感じられた。
僕の持っている大阪のイメージはもう少し暗い。
中学時代から高校生の頃、晩年は古代史ロマン作家になった黒岩重吾氏の本が愛読書であった。
「背徳のメス」「飛田ホテル」「脂のしたたり」「賭博の街」
など、当時読んだ記憶が今も残っている。
『汚れたトレンチコートを着て、西成の宿泊所を住まいとして、電信柱の陰から情報を集める、業界紙の記者』
こんな職業に10代の中端にあこがれていた。
『刑事さん』
なんて言われてみたいと思った10代であった。
今でも、写真などを見ると、背景などつぶさに観察する癖は、当時の習性の名残であろうか?
その頃は、梶山季之氏の
「女の警察」「黒の試走車」
などもよく読んだ本である。
どちらの作家も、社会を斜に見て(?)、又、読者に対してサービス精神旺盛で、一寸エロっぽい話が入る。
これが当時若かった僕が求めていた事かも知れない。
エロっぽい話の作家は、この後は、川上宗薫氏であった。
当時はその程度で喜んでいたが、今ではXVIDEOの無修正を見てもたいして喜びを感じない。
それだけ年を取ったと言う事か?
でも今でも週刊新潮の「黒の事件簿」を特集の次に読むのは当時の習性!
「雀 百まで 踊りを 忘れず!!」
記 ダボ・イトウ