今年の2月16日にこのブログで「これは当り!!」(http://www.daiichi-printing.com/blog/02/3823/)というタイトルで、僕は夜な夜な街に繰り出していた時、「ブラッと」初めての店に入るのが好きだと言う様なことを書いた。
前回のブログで、『次回のブログはゴールデンウィークが終わってから書きます』と記しましたが、先週の金曜日(4月29日)、知り合いの名店が一軒、「のれん」を畳んだのでどうしても惜別の気持ちで書かなければと言う思いである。
もう20年ほど前になるだろう。
常磐町の中央銀行を西に一寸入った処にあった一軒の酒処「●九」と言う店にブラッと入った。
(この店の2軒先に当時有名だった「Yの館」と言うランジェリーショップが有った。)
若い板さん(主人と思ったが、そうではなかった)がなかなか手際が良く、旨い料理を出してくれた。
そんな訳で、何回か通う事となった。
色々と板さん(本●氏)に話を聞いて、腕は上手な訳で、一時代を築いた今でもその名の残るビルがある「十●字」の息子さんであった。
僕は何回か通っていて、ここで多くの人と知り合いになった。
カウンターで隣に居合わせた人と釣り談義になって一緒にイワナ釣りに行きましょうと話がまとまり、「T●●産」の「A社長」と永い関係をさせて戴いた。
本●氏の先輩であり、静岡駅で有名な土産として全国に名を知られているN社長とも知り合いになった。
この方と、本●氏と友人仲間とウドを採りに、南アルプスの二軒小屋に行ったのも早やもう20年以上前の出来事となった。
静岡の観光業務の仕事をしているY池氏も此処で知り合った。
プラモデル会社のH社長も話をさせて戴いた。
その後、本●氏は独立して、人宿町に店を開いた。
この時、近隣の市場調査と言う事で、僕が何回か?開店する店の近くの名物料理と言われている処に連れていった。
1.K島屋の「豆腐ステーキ」
2.常●●の「フグの唐揚」
3.●●バーの「湯豆腐」
4.H助の「じゃんけん割引」
5.S寿の「水曜サービスメニュー」
など、近くの探索をしてもらい、商売に勝ってもらいたいと案内した。
彼は、その後、「関東風おでん」「天ぷら」「煮付け」とその腕を活かして商売をしてきた。
然し、先月末で店を畳んだ。
この処、飲食業は多様化して来ていて、オーソドックスな技術だけでは客の入りが悪いのか?
(僕が酒を飲まずして、通わなくなった事はあまり影響しないと思いますが)
昨日、店の前に行ったら、シャッターは当然閉まっていて、おしぼりウォーマーや、電子レンジが外に置いてあった。
もうこの器具は戻る事はない。
何か非常に寂しく感じた。
A社長は鬼籍に入り、会うことはない。
でも、この世で遠く離れても、元気なら又会える。
少しだけの別れと思おう!
又会える。
「生者必滅 会者定離」
と言われるが、逆も又真なり!
「滅者必生(転生) 離者定会」
記 ダボ・イトウ
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