今朝の新聞記事を読んでいて面白いと感じた。
右側の記事は2030年代(何かの言葉と違って「代」はついています。)に、米航空局(NASA)が人類初の火星探査計画を進めるという話であった。
一番早くて13年後、遅くて22年後と言う事であろう。
アポロ17号が月に到着したのは、1972年で、もう45年も過ぎている。
(この実現の後、確か東海林さだお氏のマンガ「タンマ君」で、1度目は大騒ぎのニュースになるが2度目は皆、興味を持たないと書いていた事をよく覚えているが、あれから45年と言うことは20歳台のことだったなぁ)
左側は松山の道後温泉本館を、大規模修理すると言う話であった。
1894年に建築された本館は、120年余りの歴史を持っている。
NASAの記事は未来に向かっての夢、道後温泉は過去の遺産。
この道後温泉に5月3日から行って来た。
道後温泉パンフレットを読んだ時、創設者と言われる伊佐庭如矢(いさにわゆきや)氏が百年後に残り、道後温泉を発展させるのだと言う強い意志で、反対者も居たが莫大な費用を掛けて作ったと知った。
今になると、なるほど決断は正しかったと言うことになる。
東京オリンピックに向けて、「レガシーとして建築」と言う言葉と「費用を掛けるな」と言う意見が有る。
なる程、時代を読み解くことは誰もわからない。
時代の経過だけが知っている。
よく「後世に委ねる」と言う言葉は、逃げの言葉と思っていたが、「強い信念」とも言える事とも言えると、今朝感じた。
道後温泉旅行の雑感です。
1)みかんが出てくる蛇口が有ると聞いていたので、探していたら、観光会館の手前にあった処は200円。もう少し歩いた先は100円だった。
2)鯛めし
静岡の駅弁鯛めしを想像していたが、刺身を生玉子と食べる品だった。すごく旨かった。
5月3日は憲法記念日だった。
100年後に正しかったと言える憲法論議は必要であろう。
今現在、生きている人が後世の人に判断される。
自信を持って論議する事が問われている。
『百年の大計』
(東海林さだお氏は、肝臓ガンと聞いたが早い回復を願ってます。)
記 ダボ・イトウ