この10年は趣味であったイワナ釣りが全く縁遠くなって、ゴルフをする機会の方が多くなっている。
本来ならこの時期、井川の源流部も寒さは終わり、(厳冬期と比べてであって、水は未だ手を切る様に冷たいが)尺を簡単にオーバーする魔物を求めて毎週の様に通っていたが、時の流れと共に疎遠となり、思い出としての存在となっている。
ゴルフを始めて、休日はゴルフ中心の遊びになった。
このゴルフが上手くゆかぬ。
気を少しでも抜くと球は右に出る。
これを嫌がり意識しすぎると今度は左に球が行く。
どうにも上手くゆかぬ。
右に球が出る時、友人O氏は右肩が開いていると言う。
もう一人のK氏は右肩が前に出ていてカット打ちと教える。
この友人O氏とK氏は某銀行をリタイヤした経済に詳しい人達だ。
O氏は永く外国為替業務を担当し、K氏は彼が支店長時代(もう20数年前)に「外貨預金をしろ」と奨めて、ユーロ預金を作った。
当時のレートは131.85円で、もっと円安が進み金利は高いので良い投資だよと言われ、ほんの少しユーロ外貨定期にした。この時、O氏とK氏の意見にあまり相違はなかったと覚えている。
昨日、この定期の満期日が過ぎていたので、書き替えに行って来た。
このユーロの金利は、0.001%である。
つまり100万円(円貨計算)1年間預けて利息は100円である。(為替変動は考えず)
日銀黒田総裁の任期もあとわずかになって来ている。
物価2%の上昇という目標には届かないだろう。
僕たちが若い時代に教わったことは、インフレを抑えるために金利を上げ、市中貨幣の流通を抑え、金利を下げれば貨幣流通量は増えて物価は上がると教えられた様な気がするが、上手くゆかぬ。
今やマイナス金利の世界に入っても物価は上昇しない。
(経済は多様性を持つものですから、この理論だけでは通じませんが。。。)
血糖値が高い人は運動療法をしなければならない。
血糖値の高い人は、細い血管にダメージを受けるので、網膜や腎臓を悪くする事が多い。
腎臓を悪くすると運動をすると症状が悪化する。
血糖値が高いと運動をしなければならないが、それが出来ぬ。
上手くゆかぬ。
思い通りにゆかぬ。
ゴルフと同じだ。
4年前にこの書き替えの話を「金融機関」(http://www.daiichi-printing.com/blog/05/1794/)と言うタイトルで書いた事がある。
あれから4年。
日本経済も自分の環境も上手くゆかぬ。
でも大丈夫。
自信と安心を持ってディフォルトは来ないと信じよう。
それにしても世界経済と平和も上手くゆかぬ。
所詮、上手くゆかぬのが現世である。
上手くゆく様、努力と工夫がゴルフと同じ様に必要だ!
日曜日は月例競技会だ!
上手くゆく様、今から練習に行こう!
記 ダボ・イトウ