先週の末、東京の大変お世話になっている方から、新茶のお礼と言う事で小包が届いた。
下の娘が仕事から帰って来て、袋を見ると、
「わ〜!凄い!この品どうしたの?」
と聞く。
「新茶のお礼に頂いたんだよ」
と話すと、すかさず娘が
「父さん、この品、知らないの?」
と聞くので、
「知らん!」
と言ったら、イタリア製の超高級品だと言う。
イタリア フィレンツェの修道院の付属薬局の『サンタ・マリア・ノヴェッラ』の品だと言う。
知らないので、ネットで調べてみた。
このメンズ用石鹸1個が2,484円の商品の様でした。(別に高いからと言って良いものではないが。。。)
すると僕の対応は急に変わる。
発送袋を破るのではなく、丁寧にシールを剥がし、中から東急百貨店の包装紙に包まれた箱が出て来た。
又、包装紙が破れない様、気をつけて品物を取り出した。
この時、ふと、母親を想い出した。
と言うのも、僕が小さい子供の時(小学校低学年の頃)、母親は包装紙を綺麗に包みから解いた後、包装紙はシワを延ばし、結んであった紐などを丁寧に菓子箱などに大切に保管しておいて、何か使う時、再利用した事を想い出した。
そんな訳で、僕の対応は先述の様に、包装紙を畳み、パッケージは保管し、袋は手元に残した。
我が社は、この様な包装紙やパッケージ、袋、紙缶を生産する包装資材印刷会社です。
近頃、ご家庭では、包装紙や紐も、余程の良い品でないと、全て捨てたり破ったりしてしまう。
100円ショップで包装紙を買ったり、紐も簡単に手に入る時代となった。
そんな時代に変化して来たので、昭和と言う時代の末までは弊社の受注量は増え、生産設備も拡大を続けて来たが、これが平成と言う時代に入ってからは、デフレ到来とデジタル社会への変化と共にアナログ的手法の弊社の仕事は激減の一途だ。
この景気の中で包装資材の品質は、日に日にお客様の要望は大きくなり、損紙(ヤレ紙)の発生は莫大な量になるが、売り上げするときの価格は下がりに下がり、生産コストはこの廃棄量の増加に従って非常に上がってしまい、収益は減少が続いている。(益が減るのではなく、損が増える)
その昔、大切に包装紙を畳み、紐を保存していた時代で、物が少なかった時が幸せか?豊富な品揃えの中に埋まって、なんでも廃棄する事が効率という時代が幸せか?それは解らないが、今現在しか、私達は生きられない。
(江戸や明治時代には生きられないのである)
この時代に包装紙印刷業者として私達は、金属缶からリサイクル製に富んだ『かみ缶®︎』、画像と映像のコラボレーションというデジタル処理の『ムーブコンテンツ®︎』、ネット社会の今日、弊社取引先様の商品を販売する事が出来るECサイト『シズボリ®︎』等、新たなチャレンジをしてます。
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http://www.daiichi-printing.com
弊社業務内容をよくご理解戴きまして、何か弊社のお手伝いできる事がございましたら、とても嬉しいです。
記 ダボ・イトウ