先週の土曜日、東日本のトップを切って、興津川が鮎釣り解禁になり、27日には狩野川でも解禁された。
明日は6月1日。
いよいよ安倍川・藁科川の解禁となる。
本来、鮎釣り解禁は6月1日と、大部分の河川で行われていたが、最近の風潮で年々何でも早くなる。
この事は、一昨年のブログ『6月1日(鮎の解禁)』 http://www.daiichi-printing.com/blog/06/2507/や、昨年のブログ『明日』http://www.daiichi-printing.com/blog/05/3285/で、同じような事を書いている。
やはり、それだけ鮎に愛情を持っている証拠だ。
(我が家の娘の名前と同じである。)
古来より日本人は鮎と親しんできた。
日本書紀にも出てくる神功天皇の三韓征行の戦勝を、アユを釣って占ったので、鮎と言う文字になったと言う説もあるくらいだ。
もう一つ鮎の名前の由来としては、鮎はコケ(珪藻)の付いている石を占有する性質が有るので、占を付けたとの説もある。
この鮎が、大石でコケのよく付着している場所が大物のポイントとなる。
ここに囮アユを入れると、占有鮎が邪魔者を追い出そうと喧嘩を仕掛ける。
その時、囮アユに付いている掛け針で釣られてしまうと言うのが、友釣りである。
鮎の性質を見抜いた釣法であるが、最近鮎釣り人口は、毎年増えているようだが、鮎の環境が変化している。
と言うのは、河川工事の影響か?上流部の森林の開発か?天然遡上が毎年毎年、少なくなり、放流物で何とかしのいでいるが、やはり天然遡上が多くないと釣りにならない。
天然遡上した鮎は、スイカの香りが強くて初夏を感じる。
釣り人が流されそうになる激流の、竿が届くか?届かないくらいで、掛けた後、取り込みも掛ける以上に技術を必要とされる大鮎は天然遡上物でないと大石の周りの縄張りを占有できない。
放流物は、流れの緩やかな場所で、集団でまとまりやすく、激流の中に入って行かないので、近頃の鮎釣りのポイントは、あまり危ない場所を狙うのでなく、鮎がかたまって(集団)居着いている様な処がポイントである。
何だか現代人の生き方の様な風潮である。
鮎が人間的になったのか?
こんな言葉を思い出した。
『孤高』
「志あらば一人になっても成し遂げるのだ!」
又、こんな言葉も思い出した。
「所詮、●●は群れたがる。。。」
(群はヒツジの集団 郡は村の集団)
群の中で埋没してしまっている今日現在、もう一度、抜け出せる努力をしよう!
記 ダボ・イトウ
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