零(ゼロ)の文字を見ると僕等の世代は、最初に頭に浮かぶのは、ゼロ戦です。
昭和15年に正式に大日本帝国海軍に制式採用された艦上戦闘機である。
当時の軍用機は、正式採用された皇紀の末尾2桁数を名称としていた。
※皇紀とは
初代神武天皇が即位したと言われる年(西暦紀元前660年)を元年として、今の年代を数えた年数を言う。
令和5年は、皇紀で数えると2683年となる。
日本は世界一最長国家である。
ゴルフ友人のT中さんは、全く完璧な人で(完璧の璧は、下の文字は玉であり、土ではない)(※玉に傷なし、壁に傷ありと覚えさせられた。)、美人、スポーツ万能、資産家、博学、実直、努力家で、100%の人です。
つまり、0〜100まで全て埋まっている、神様みたいな人です。(おカミさんではありません)
ダボは、前々回のブログ「酒飲み」(https://www.daiichi-printing.com/blog/06/11835/)で書いた様、2005年(皇紀2665年)の6月に脳梗塞をした。
発症二週間程は車椅子の生活を余儀なくされた。
『病気になって良かった』、何て言う事は有る訳はないと思うが、ダボにとっては、今になると良い病気でした。
3つの良い事が解った。
① 酒は控えめにしないと駄目だ!(ダボは意志が弱いので、一杯飲めば2杯になってしまうので、断酒にした。)
②車椅子に載っている人の目線は、押している人と全く違い、エレベーターに入る時、壁にぶつかる様な恐怖感を覚える。(やはり介護のプロはエレベーターに乗る時、患者さんを後ろ向きにして入ってくる。)
③自分の立ち位置が100%軸の中で、どこに置いてあったか?平均的(何故なら名前は均ちゃんである)で50%の位置だと思って生活している自分が解った。
この時、50%の立ち位置から100%の方向しか見てない生き方だったと反省した。
つまり100%までの50%の不足(不満)の想いしかなかった。
でも、その時、50%から零(ゼロ)を見てみると、好きなだけ夜の街に繰り出し、鱈腹酒を飲み、家庭を顧みず、イワナ釣りとゴルフに明け暮れ、サウナとマッサージで好き放題な生活だった。
この時50%の立ち位置から零(ゼロ)を見たら、充分不足なんて言葉は出ない筈と思った。
つまり知足(足るを知る)と言う言葉の意味を実感したのである。
不満、不足の精神から脱却して、感謝、知足の世界み踏み込もうと、気持ちを新たにした。
人間の感情や思考は危しい。
18年も経つと、ダボの本性が又出て来ている。
夜の街で「天女」にも会いたいし、井川の源流でヤマトイワナに会いたいし、ゴルフでベストスコアを更新したい、と、又又100%の方向に顔が向いた人間に戻りつつある。(不満の気持ちが出て来ている。)
矢張り、ダボは半端者だ!
⭐︎すずめ、100まで踊り忘れず
⭐︎ダボ、14才の悪癖100まで消えず
馬脚が出て来た近頃、やっぱりあいつはダボだ!
近頃は、トリ・イトウの噂あり!
記 ダボ・イトウ