昨日(6月13日)は、8年前に脳梗塞を発症した日だ。
平成17年(2005年)なので、丁度8年が経った。
53才の時で、リハビリ室では一番若く、ヤングアイドルだった。
それまでは、節制なんて言う言葉とは無縁の、暴飲暴食の毎日で、生活を違う角度から見る、なんて言う事は全く考えない生活であった。
夕方になると、ビールをコップ一杯、そして泡盛のロックを飲んで酔った後に、外出して又飲むと言う様な生活。
朝はその当時も早く、よく駿府公園にジョギングに出掛けていた。
13日の未明、トイレに起きた時、左半身、頭から足元まで痺れが有って、即、病院に行った。(午前3:00)
この時の診断では解らず、朝になって、日赤に行って脳梗塞と診断された。
この後、3週間の入院となり、左の足元と手先に痺れが残った。
発症時は半身全体であったが、部分にのみ残った事は幸であった。
病気に幸運はないが、「幸運な病気」であった。
我ながら、ショックと反省で、それ以来酒を断った。
3年間くらいは再発するのではないかと不安の毎日であったが、節制を心掛けているうちに、この不安も無くなった。
生活は一変し、今までの人生とは違う、ストイックな生活になった。
それ以前がふざけた生き方だったので、違う生活が面白くなった。
「甘味なんて男の食べる物か!」
と言っていた友人は近頃は顔を出さなくなり、
「あそこの大福は美味」
と教えてくれる友人が出来た。
少し、角度をつけて自分の生活が見れた事は良かった。
何処かのキャラメルのコピー「一粒で二度おいしい」ではないが、
「一回で二度楽しい生き方」と皆に話している。
人生とゴルフには、○○したら、とか○○しなければ、と言う「たら・れば」はないが、
あのままの生活を続けていたら、恐らくこのブログを書く事もなかったであろう。
皆さん、一度、生き方を俯瞰してみると面白いですよ〜。
ゴルフも釣りも又、出来る様になって、本当にラッキーです。
記 ダボ・イトウ
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