前々回、このブログで「6月1日」というタイトルで、鮎釣解禁の話を書いた。(http://www.daiichi-printing.com/blog/06/2507/)
友釣では、囮鮎と言って、餌の替わりに生きた鮎を釣糸の先につけ、その鮎に掛け針と言う仕掛けを付ける。
その鮎を鮎が居ると思われる場所に誘導する。
鮎は縄張意識が高いので、自分の領域に入って来た鮎に対して、攻撃を仕掛けてゆく。
攻撃をしているうちに、囮鮎の体に付けられている掛け針に、攻撃側の縄張の鮎が反対に掛かって釣られてしまう。
これが友釣だ。
友釣の面白さは、
『あの場所に良型の鮎が居るぞ』
と推測して、その場所(ポイント)に鮎を入れる。
すると案の定、囮鮎が攻撃されて、誘導とは別の動きをして、推測が正しかったなあと解る。
そのうちに掛け針に攻撃鮎が掛かってしまって、急に竿先がしなる。
『釣れた!』
これが、友釣の面白さだ。
この時、「良型の鮎が居そうだなあ」と、川の流れや石の配置、深みなどを観測する。
釣れそうな場所を「ポイント」と呼ぶ。
魚は川の至る処に居る。
誰でも狙う一級のポイントは、初心者でも見付けられる。
釣りの名人は、このポイントを適格に見つけ出す。
水深の浅い「チャラ瀬」とか、水が激しく流れている流れの底の深みの芯。
又、釣り人が見落とす足元。
これらの見極めが上手い。
仕事も同じである。
誰でも解る、知っている一流会社(ポイント)は、竿が毎度入る。
数多くの仕事を取るなら、あまり竿の入らない見落しがちな処を狙うんだ。
今週、長年の釣友Tさんから電話があり、釣りに誘われた。
もう一度、ポイントを探し出す癖を取り戻し、仕事に活かそう。
藁科川のNオトリ店の娘さんは、当時、高校生だった。
鮎の美しさと共に、娘さんの美しさが瞳に焼き付いている。
今、何をしてるかなあ?
久らく会ってないなあ。
情報によりますと、
島田で働いているとの事だ!
(古いワイドショー的表現)
記 ダボ・イトウ