近頃なんだか社会の風潮として、白いものも黒いと言われるし、黒いものも白と通してしまう時代だ。
(特に政治の社会で)
ゴルフを始めた時、ドライバーのヘッドの色は黒と相場が決まっていたが、10年ほど前に白いヘッドが発売された。その時は「へぇ~?」と思ったものだが、近頃 白いヘッドのドライバーを見ても驚かないし、即クラブメーカーが解る程度の思いに変化した。
先日、取引先のシャープで美人女性社長のMさんが誕生日であったので、Facebookに子供の頃の写真が載っていた。彼女のお父様のお父様、つまり祖父様の時代からのお付き合いである。子供の頃の現社長の写真はカラーであった。
僕が子供の頃の写真はモノクロ(白黒)があたり前で、カラーフィルムは昭和40年代半ばでなかったか?と記憶している。
高校時代、城東劇場で見た映画は「パートカラー」と言うスタイルで、佳境(?)に入ると色がつき、それ以外がモノクロであった事を思い出した。第一印刷(弊社)も僕が入社した45年前は印刷機も単色機で、カラー写真印刷は大手の会社の受注するもので、自社では単色の重ね刷りの多色印刷であった。
一昨日、静清バイパスを通っていた時、宮型霊柩車が僕の車の一台前に走っていた。近頃 宮型霊柩車はワゴン型に変わりつつあり人気があまり無いと聞いていたが、右折した時、霊柩車のボディーの色を見て驚いた!!
な 、何、何とボディーの色は白だった!!
全く時代は変化していて、あたり前などなく、黒いヘッドは白くなるし、黒い車のボディーは白くなる。子供の頃の写真もモノクロがあたり前であったものが、若い人の幼年時の写真はカラーである。
写真と言うと思い出がある。モノクロ写真の思い出は、中学時代「ネオパンSS」というフィルムを使って、一学年下の Y・Yさんの写真を撮り暗室で現像をして、Y・Yさんの顔が浮かび上がってきた時の思い出。あの時の現像液の匂いが今でも残っている。
カラー現像では秋葉原の「ドゥ・フォーカス」というカラー専門の個人現像場所に行って、K・Wさんの姿が浮かび上がってきた時の思い出だ!
(あえて、モノクロでは顔、カラーでは姿、という言葉を使った。)
友人Y●さんが黒白の写真を「シロ・シロ」写真と言って僕にくれた事がある。モノクロを「シロ・シロ」と言うなんて知識の乏しい人だと思ったが、写真を見て解った!流石「●●王」だけの事はある。
今回、何を感じてこのブログを書いているかと言うと、ゴルフクラブのヘッドの色も、写真色も、知識の延長上の判断でも解るという事だが、今日現在のコロナ禍が生む半年後、一年後は延長上の発想が全く利かない。
未知の社会の到来だろうと思っている。柔軟な思考の再築だ!
記 ダボ・イトウ