「人生の3分の2は いやらしいことを考えてきた」
こんな書き出しをする「みうらじゅん」氏。
何処かの週刊誌で読んだ事のある人も多いだろう。
この書き出しは、大変好きな言葉である。
前のブログ『6月13日』(http://www.daiichi-printing.com/blog/06/1824/)には、驕りの人生が6、反省の人生が3と書いた。
その次の『ギャップ』(http://www.daiichi-printing.com/blog/06/1873/)では、若い時代は異差が、「好き」「嫌い」となると書いた。
酒を止めて9年。
20才から53才まで飲んだ人生は30余年。
みうらじゅん風に言えば、
「大人になってからの人生の4分の3は酒を飲んで来た」
と言う表現になる。
この様に書くと、酒を飲まない人は、この後の文章を読みたくなくなる。
みうらじゅん氏の書き出しにも、真面目な人(イヤらしいと思っていない人)は、この後のエッセイを読まない。
自らがイヤらしいと感じる人だけが、続きを読む。
(自分は前者か?後者か?皆さん、判断して下さい)
これが、若い時の「好き」「嫌い」となる。
若い人は、「嫌い」を認め難い。
「みうらじゅん」氏は仏像や仏教に対して、又、音楽やイラスト等、多才な人物である。
風貌から判断し得ない。
確かに「コアブックス」(特殊マニア向出版社)などに多く記事を書いているので、即、嫌いと判断してしまう。
古人、曰く
「人の行く裏に道あり 花の山」
記 ダボ・イトウ