「健康さわやか君」
このタイトルでブログを書いていた、30年来の僕の主治医であったS先生が、昨日(7月17日午後)お亡くなりになった。
先生のブログは、僕のブログと全く違って、知識の宝庫であった。
(未だブログは開設されているので、興味の有る方は「健康さわやか君」で検索してみて下さい。)
先生が、最後にブログを書いたのは、3月10日の「ボルボの安全思想」というタイトルの内容であった。
その前は3月4日の「腰に優しいシート」と言うタイトルであった。
先生は本当に知識が豊富な方で、医学の事は勿論、化学から工学、文学、雑学と幅広いジャンルで、僕たちブログ拝見者を楽しませてくれた。
先生とは、30年来の、患者と医師の間柄であったが、最初の20年程は非常に話し辛い関係であった。
この10年は、非常に色々と相談をし、アドバイスを戴ける関係が作れた。
生活習慣病患者には、厳しい態度で接しないと、甘い生活になってしまうからであろう。
僕が脳梗塞になってしまった時と同じ時期に、先生も進行性癌に侵され、手術を2回行った。
それ以後、二人でやはり病気した間柄なのか?「生き方」や「物の見方」に対する話が多くなり、先生との距離が縮まった。
先生はゴルフが非常に上手くて、70台を年に何回か出していた。
ご一緒にゴルフに誘って戴いた事がある。
先生の知り合いと言う人2名と僕との4人のプレーだった。
その時、驚いた事は、親しい2名の同伴者は、先生が医者とは知らず、僕の主治医ですと話して、初めて知った。
ゴルフに職業は関係ない。
親しい人も職業を聞いて、「は〜そうなんだ」と別に気にしていなかった。
こんなゴルフ仲間は素晴らしいと思った。
先生との思い出は、もう一つ大きなものがある。
それは、先生が言った
「伊藤さん、病気は治る病気と治らない病気があるよ。生活習慣で治る病気は簡単だよ。」
と言われた。
この言葉は、一生、僕の脳裏から離れない。
何十年も通っていたので、待合室に居る時、
『伊藤さん、どうぞ』
と呼ぶ声の調子が思い出される。
5月で病院は閉院してしまった。
新しい医療機関にお世話になると思うが、先生に長年面倒を診て戴いた事は忘れない。
閉院して、病院の前に有った薬局も閉じた。
薬剤師の「マリちゃん」「公ちゃん」元気かな?
昔、ブログに書いた事のある、T看護師さん(http://www.daiichi-printing.com/blog/07/1350/)も退職した。
その時書いた様に、非常に優しい看護婦さんであった。
再就職は決まりましたか?
皆さん、本当にお世話になりました。
S先生「ありがとう。さようなら。」
合掌
※近頃のブログは追悼が多くて、書いていても悲しい事だ。
次回は面白く楽しい記事を書こう!!
この次はアダルトグッズの話を書くぞ!
記 ダボ・イトウ
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